熊本市は9日、市内にある乳児院で複数の職員による子どもたちへの虐待があったことを発表しました。 ◇親の虐待や病気などで家庭での養育が難しい子どもを預かる熊本乳児院では、これまで虐待行為があったとの疑惑が相次いでいましたが、熊本市は身体的虐待が5件、心理的虐待が4件があったことを明らかにしました。市の調査によると、「頬をつねる」などの身体的虐待が5件、「使用済みのオムツが入った袋を子どもの顔に近づける」などの心理的虐待が4件ありました。2008年から今年3月までの5人の職員による行為で、虐待による明らかなケガはみられないと説明しています。熊本乳児院では、職員が子どもに「顔面偏差値低いよね」と発言するなどの心理的虐待が発覚し、2022年3月にも改善勧告を受けています。 市は8日、乳児院を運営する「熊本市社会福祉協会」に改善勧告を出し、再発防止策を6月8日までに提出するよう求めました。熊本乳児院は弁護士を通して「改善勧告を真摯に受け止め、一層の改善に取り組みます」とコメントしています。
熊本市は9日、市内にある乳児院で複数の職員による子どもたちへの虐待があったことを発表しました。

親の虐待や病気などで家庭での養育が難しい子どもを預かる熊本乳児院では、これまで虐待行為があったとの疑惑が相次いでいましたが、熊本市は身体的虐待が5件、心理的虐待が4件があったことを明らかにしました。
市の調査によると、「頬をつねる」などの身体的虐待が5件、「使用済みのオムツが入った袋を子どもの顔に近づける」などの心理的虐待が4件ありました。2008年から今年3月までの5人の職員による行為で、虐待による明らかなケガはみられないと説明しています。
熊本乳児院では、職員が子どもに「顔面偏差値低いよね」と発言するなどの心理的虐待が発覚し、2022年3月にも改善勧告を受けています。 市は8日、乳児院を運営する「熊本市社会福祉協会」に改善勧告を出し、再発防止策を6月8日までに提出するよう求めました。