滋賀県警草津署は9日、草津市、会社員の男(38)を業務上横領容疑で逮捕した。
当初、「男に約60万円を奪われた」と同署に通報し、強盗被害を訴えていたが、調べを受け一転、「被害は事実じゃない」「(勤務先の)店の売上金を横領した」と打ち明けたという。
発表によると、男は草津市内の飲食店に店長として勤務。4月29日~5月8日頃、店の売上金約40万円を横領した疑い。容疑を認め、「一部を生活費に充てた」と供述しているという。
男は8日午後2時20分頃、「自宅近くで男に『金を出せ』と言われ、約60万円を奪われた」と通報。同署が捜査したが、目撃情報がなく、説明にも矛盾があり、事情聴取で強盗被害の自作自演を認めた。