回転寿司大手「かっぱ寿司」の運営会社の前社長が、ライバル会社の「はま寿司」から営業秘密を不正に持ち出した罪に問われている裁判で、検察側は前社長に対し、懲役4年と罰金200万円を求刑しました。
「カッパ・クリエイト」の前社長・田辺公己被告(47)は、以前の勤務先の「はま寿司」から食材の原価や仕入れ先のデータなどの営業秘密を不正に持ち出した罪に問われています。
きょうの裁判で検察側は、持ち出されたデータが「長年、蓄積した極めて価値の高い情報」だとし、田辺被告が「犯行を主導した責任は格段に重い」として、懲役4年、罰金200万円を求刑しました。
一方、弁護側は「データは『はま寿司』以外の会社で役に立つものではなく、有用性が極めて低い」として、執行猶予付きの判決を求めました。