高松国税局は7日、扶養手当を約14年間不正受給し続けたとして、香川県内の税務署に勤める50歳代の男性上席国税調査官を停職1か月の懲戒処分とした。
調査官は同日付で依願退職した。
発表によると、調査官は2009年3月~昨年12月、親を扶養していないにもかかわらず、扶養を装うため、親名義の口座に月約10万円を送金。扶養手当など計約268万円を不正に受け取った。また扶養控除なども適用し、所得税など約185万円の支払いを免れていた。いずれも返納済みという。