コロナ禍で火がついたキャンプ人気の影で、ルールやマナーを守らない迷惑行為にキャンプ場や利用者が悩まされている。ビギナーが気をつけたいマナー違反から、迷惑の域を超えた“とんでもキャンパー”まで、キャンプ場のスタッフたちに事例を聞いた。 「撮るからどいて」迷惑なユーチューバー的キャンパー 「最近は、写真や動画の撮影に関するクレームが多いんですよ」

そう切り出したのは、栃木県日光市内にあるキャンプ場のスタッフ。大自然に囲まれたロケーションが人気のキャンプ場で、利用者たちはその風景をカメラやスマートフォンに収めている。 だが、“映え”を狙うあまりに行き過ぎた迷惑行為もあり、キャンパー同士でトラブルになることもあるという。 ※写真はイメージです 「キャンプというより撮影が主目的のような利用者も多くて、インスタグラムなどのSNS用だったり、なかには立派なカメラを持って撮影をしているユーチューバーのような方もいます。 他のお客さまから、『撮影するから少し離れるように言われた』とか『目を離した隙に撮影のために自分の荷物を移動させられた』といった苦情が何度も入っています。 うちのキャンプ場は自由に拠点をつくれるフリーサイトなので、お客さま同士の協力があって成り立っています。自分ばかりを優先される方は困りますね……」 埼玉県飯能市のキャンプ場にも同様のクレームが入っているという。管理人が説明する。 「ユーチューバー的な方が動画撮影をしていると、他のお客さまが映らないように自分の場所から離れたりしているケースがあるんです。それで、『行動が制限されてしまう』と意見をいただきました。 自分が動画に映り込んでしまっていないか、管理人から撮影者に確認してほしいというお申し出もありました」 ※写真はイメージです 管理人は「きれいな自然が目の前にあって写真や動画を撮りたくなる気持ちはわかりますが、周囲への気遣いをしながら楽しんでほしいものです」と願う。 真夜中のどんちゃん騒ぎにマナー違反の焚き火 キャンプ場やキャンパーへの取材で最も多かったトラブルが、やはり騒音だ。 標高1200mの静かな森の中にある「高ソメキャンプ場」(長野県松本市)では、夜9時以降は「サイレントタイム」として、静かに過ごすよう利用者を求めている。 しかし、9時を過ぎても楽器を演奏したり、スピーカーで音楽を流したりする迷惑行為があり、たびたびクレームが寄せられている。 キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。 長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
コロナ禍で火がついたキャンプ人気の影で、ルールやマナーを守らない迷惑行為にキャンプ場や利用者が悩まされている。ビギナーが気をつけたいマナー違反から、迷惑の域を超えた“とんでもキャンパー”まで、キャンプ場のスタッフたちに事例を聞いた。
「撮るからどいて」迷惑なユーチューバー的キャンパー 「最近は、写真や動画の撮影に関するクレームが多いんですよ」

そう切り出したのは、栃木県日光市内にあるキャンプ場のスタッフ。大自然に囲まれたロケーションが人気のキャンプ場で、利用者たちはその風景をカメラやスマートフォンに収めている。 だが、“映え”を狙うあまりに行き過ぎた迷惑行為もあり、キャンパー同士でトラブルになることもあるという。 ※写真はイメージです 「キャンプというより撮影が主目的のような利用者も多くて、インスタグラムなどのSNS用だったり、なかには立派なカメラを持って撮影をしているユーチューバーのような方もいます。 他のお客さまから、『撮影するから少し離れるように言われた』とか『目を離した隙に撮影のために自分の荷物を移動させられた』といった苦情が何度も入っています。 うちのキャンプ場は自由に拠点をつくれるフリーサイトなので、お客さま同士の協力があって成り立っています。自分ばかりを優先される方は困りますね……」 埼玉県飯能市のキャンプ場にも同様のクレームが入っているという。管理人が説明する。 「ユーチューバー的な方が動画撮影をしていると、他のお客さまが映らないように自分の場所から離れたりしているケースがあるんです。それで、『行動が制限されてしまう』と意見をいただきました。 自分が動画に映り込んでしまっていないか、管理人から撮影者に確認してほしいというお申し出もありました」 ※写真はイメージです 管理人は「きれいな自然が目の前にあって写真や動画を撮りたくなる気持ちはわかりますが、周囲への気遣いをしながら楽しんでほしいものです」と願う。 真夜中のどんちゃん騒ぎにマナー違反の焚き火 キャンプ場やキャンパーへの取材で最も多かったトラブルが、やはり騒音だ。 標高1200mの静かな森の中にある「高ソメキャンプ場」(長野県松本市)では、夜9時以降は「サイレントタイム」として、静かに過ごすよう利用者を求めている。 しかし、9時を過ぎても楽器を演奏したり、スピーカーで音楽を流したりする迷惑行為があり、たびたびクレームが寄せられている。 キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。 長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
「撮るからどいて」迷惑なユーチューバー的キャンパー 「最近は、写真や動画の撮影に関するクレームが多いんですよ」

そう切り出したのは、栃木県日光市内にあるキャンプ場のスタッフ。大自然に囲まれたロケーションが人気のキャンプ場で、利用者たちはその風景をカメラやスマートフォンに収めている。 だが、“映え”を狙うあまりに行き過ぎた迷惑行為もあり、キャンパー同士でトラブルになることもあるという。 ※写真はイメージです 「キャンプというより撮影が主目的のような利用者も多くて、インスタグラムなどのSNS用だったり、なかには立派なカメラを持って撮影をしているユーチューバーのような方もいます。 他のお客さまから、『撮影するから少し離れるように言われた』とか『目を離した隙に撮影のために自分の荷物を移動させられた』といった苦情が何度も入っています。 うちのキャンプ場は自由に拠点をつくれるフリーサイトなので、お客さま同士の協力があって成り立っています。自分ばかりを優先される方は困りますね……」 埼玉県飯能市のキャンプ場にも同様のクレームが入っているという。管理人が説明する。 「ユーチューバー的な方が動画撮影をしていると、他のお客さまが映らないように自分の場所から離れたりしているケースがあるんです。それで、『行動が制限されてしまう』と意見をいただきました。 自分が動画に映り込んでしまっていないか、管理人から撮影者に確認してほしいというお申し出もありました」 ※写真はイメージです 管理人は「きれいな自然が目の前にあって写真や動画を撮りたくなる気持ちはわかりますが、周囲への気遣いをしながら楽しんでほしいものです」と願う。 真夜中のどんちゃん騒ぎにマナー違反の焚き火 キャンプ場やキャンパーへの取材で最も多かったトラブルが、やはり騒音だ。 標高1200mの静かな森の中にある「高ソメキャンプ場」(長野県松本市)では、夜9時以降は「サイレントタイム」として、静かに過ごすよう利用者を求めている。 しかし、9時を過ぎても楽器を演奏したり、スピーカーで音楽を流したりする迷惑行為があり、たびたびクレームが寄せられている。 キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。 長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
「最近は、写真や動画の撮影に関するクレームが多いんですよ」

そう切り出したのは、栃木県日光市内にあるキャンプ場のスタッフ。大自然に囲まれたロケーションが人気のキャンプ場で、利用者たちはその風景をカメラやスマートフォンに収めている。 だが、“映え”を狙うあまりに行き過ぎた迷惑行為もあり、キャンパー同士でトラブルになることもあるという。 ※写真はイメージです 「キャンプというより撮影が主目的のような利用者も多くて、インスタグラムなどのSNS用だったり、なかには立派なカメラを持って撮影をしているユーチューバーのような方もいます。 他のお客さまから、『撮影するから少し離れるように言われた』とか『目を離した隙に撮影のために自分の荷物を移動させられた』といった苦情が何度も入っています。 うちのキャンプ場は自由に拠点をつくれるフリーサイトなので、お客さま同士の協力があって成り立っています。自分ばかりを優先される方は困りますね……」 埼玉県飯能市のキャンプ場にも同様のクレームが入っているという。管理人が説明する。 「ユーチューバー的な方が動画撮影をしていると、他のお客さまが映らないように自分の場所から離れたりしているケースがあるんです。それで、『行動が制限されてしまう』と意見をいただきました。 自分が動画に映り込んでしまっていないか、管理人から撮影者に確認してほしいというお申し出もありました」 ※写真はイメージです 管理人は「きれいな自然が目の前にあって写真や動画を撮りたくなる気持ちはわかりますが、周囲への気遣いをしながら楽しんでほしいものです」と願う。 真夜中のどんちゃん騒ぎにマナー違反の焚き火 キャンプ場やキャンパーへの取材で最も多かったトラブルが、やはり騒音だ。 標高1200mの静かな森の中にある「高ソメキャンプ場」(長野県松本市)では、夜9時以降は「サイレントタイム」として、静かに過ごすよう利用者を求めている。 しかし、9時を過ぎても楽器を演奏したり、スピーカーで音楽を流したりする迷惑行為があり、たびたびクレームが寄せられている。 キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。 長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
「最近は、写真や動画の撮影に関するクレームが多いんですよ」
そう切り出したのは、栃木県日光市内にあるキャンプ場のスタッフ。大自然に囲まれたロケーションが人気のキャンプ場で、利用者たちはその風景をカメラやスマートフォンに収めている。 だが、“映え”を狙うあまりに行き過ぎた迷惑行為もあり、キャンパー同士でトラブルになることもあるという。 ※写真はイメージです 「キャンプというより撮影が主目的のような利用者も多くて、インスタグラムなどのSNS用だったり、なかには立派なカメラを持って撮影をしているユーチューバーのような方もいます。 他のお客さまから、『撮影するから少し離れるように言われた』とか『目を離した隙に撮影のために自分の荷物を移動させられた』といった苦情が何度も入っています。 うちのキャンプ場は自由に拠点をつくれるフリーサイトなので、お客さま同士の協力があって成り立っています。自分ばかりを優先される方は困りますね……」 埼玉県飯能市のキャンプ場にも同様のクレームが入っているという。管理人が説明する。 「ユーチューバー的な方が動画撮影をしていると、他のお客さまが映らないように自分の場所から離れたりしているケースがあるんです。それで、『行動が制限されてしまう』と意見をいただきました。 自分が動画に映り込んでしまっていないか、管理人から撮影者に確認してほしいというお申し出もありました」 ※写真はイメージです 管理人は「きれいな自然が目の前にあって写真や動画を撮りたくなる気持ちはわかりますが、周囲への気遣いをしながら楽しんでほしいものです」と願う。 真夜中のどんちゃん騒ぎにマナー違反の焚き火 キャンプ場やキャンパーへの取材で最も多かったトラブルが、やはり騒音だ。 標高1200mの静かな森の中にある「高ソメキャンプ場」(長野県松本市)では、夜9時以降は「サイレントタイム」として、静かに過ごすよう利用者を求めている。 しかし、9時を過ぎても楽器を演奏したり、スピーカーで音楽を流したりする迷惑行為があり、たびたびクレームが寄せられている。 キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。 長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
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だが、“映え”を狙うあまりに行き過ぎた迷惑行為もあり、キャンパー同士でトラブルになることもあるという。 ※写真はイメージです 「キャンプというより撮影が主目的のような利用者も多くて、インスタグラムなどのSNS用だったり、なかには立派なカメラを持って撮影をしているユーチューバーのような方もいます。 他のお客さまから、『撮影するから少し離れるように言われた』とか『目を離した隙に撮影のために自分の荷物を移動させられた』といった苦情が何度も入っています。 うちのキャンプ場は自由に拠点をつくれるフリーサイトなので、お客さま同士の協力があって成り立っています。自分ばかりを優先される方は困りますね……」 埼玉県飯能市のキャンプ場にも同様のクレームが入っているという。管理人が説明する。 「ユーチューバー的な方が動画撮影をしていると、他のお客さまが映らないように自分の場所から離れたりしているケースがあるんです。それで、『行動が制限されてしまう』と意見をいただきました。 自分が動画に映り込んでしまっていないか、管理人から撮影者に確認してほしいというお申し出もありました」 ※写真はイメージです 管理人は「きれいな自然が目の前にあって写真や動画を撮りたくなる気持ちはわかりますが、周囲への気遣いをしながら楽しんでほしいものです」と願う。 真夜中のどんちゃん騒ぎにマナー違反の焚き火 キャンプ場やキャンパーへの取材で最も多かったトラブルが、やはり騒音だ。 標高1200mの静かな森の中にある「高ソメキャンプ場」(長野県松本市)では、夜9時以降は「サイレントタイム」として、静かに過ごすよう利用者を求めている。 しかし、9時を過ぎても楽器を演奏したり、スピーカーで音楽を流したりする迷惑行為があり、たびたびクレームが寄せられている。 キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。 長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
だが、“映え”を狙うあまりに行き過ぎた迷惑行為もあり、キャンパー同士でトラブルになることもあるという。
※写真はイメージです 「キャンプというより撮影が主目的のような利用者も多くて、インスタグラムなどのSNS用だったり、なかには立派なカメラを持って撮影をしているユーチューバーのような方もいます。 他のお客さまから、『撮影するから少し離れるように言われた』とか『目を離した隙に撮影のために自分の荷物を移動させられた』といった苦情が何度も入っています。 うちのキャンプ場は自由に拠点をつくれるフリーサイトなので、お客さま同士の協力があって成り立っています。自分ばかりを優先される方は困りますね……」 埼玉県飯能市のキャンプ場にも同様のクレームが入っているという。管理人が説明する。 「ユーチューバー的な方が動画撮影をしていると、他のお客さまが映らないように自分の場所から離れたりしているケースがあるんです。それで、『行動が制限されてしまう』と意見をいただきました。 自分が動画に映り込んでしまっていないか、管理人から撮影者に確認してほしいというお申し出もありました」 ※写真はイメージです 管理人は「きれいな自然が目の前にあって写真や動画を撮りたくなる気持ちはわかりますが、周囲への気遣いをしながら楽しんでほしいものです」と願う。 真夜中のどんちゃん騒ぎにマナー違反の焚き火 キャンプ場やキャンパーへの取材で最も多かったトラブルが、やはり騒音だ。 標高1200mの静かな森の中にある「高ソメキャンプ場」(長野県松本市)では、夜9時以降は「サイレントタイム」として、静かに過ごすよう利用者を求めている。 しかし、9時を過ぎても楽器を演奏したり、スピーカーで音楽を流したりする迷惑行為があり、たびたびクレームが寄せられている。 キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。 長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
※写真はイメージです 「キャンプというより撮影が主目的のような利用者も多くて、インスタグラムなどのSNS用だったり、なかには立派なカメラを持って撮影をしているユーチューバーのような方もいます。 他のお客さまから、『撮影するから少し離れるように言われた』とか『目を離した隙に撮影のために自分の荷物を移動させられた』といった苦情が何度も入っています。 うちのキャンプ場は自由に拠点をつくれるフリーサイトなので、お客さま同士の協力があって成り立っています。自分ばかりを優先される方は困りますね……」 埼玉県飯能市のキャンプ場にも同様のクレームが入っているという。管理人が説明する。 「ユーチューバー的な方が動画撮影をしていると、他のお客さまが映らないように自分の場所から離れたりしているケースがあるんです。それで、『行動が制限されてしまう』と意見をいただきました。 自分が動画に映り込んでしまっていないか、管理人から撮影者に確認してほしいというお申し出もありました」 ※写真はイメージです 管理人は「きれいな自然が目の前にあって写真や動画を撮りたくなる気持ちはわかりますが、周囲への気遣いをしながら楽しんでほしいものです」と願う。 真夜中のどんちゃん騒ぎにマナー違反の焚き火 キャンプ場やキャンパーへの取材で最も多かったトラブルが、やはり騒音だ。 標高1200mの静かな森の中にある「高ソメキャンプ場」(長野県松本市)では、夜9時以降は「サイレントタイム」として、静かに過ごすよう利用者を求めている。 しかし、9時を過ぎても楽器を演奏したり、スピーカーで音楽を流したりする迷惑行為があり、たびたびクレームが寄せられている。 キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。 長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
※写真はイメージです
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「キャンプというより撮影が主目的のような利用者も多くて、インスタグラムなどのSNS用だったり、なかには立派なカメラを持って撮影をしているユーチューバーのような方もいます。 他のお客さまから、『撮影するから少し離れるように言われた』とか『目を離した隙に撮影のために自分の荷物を移動させられた』といった苦情が何度も入っています。 うちのキャンプ場は自由に拠点をつくれるフリーサイトなので、お客さま同士の協力があって成り立っています。自分ばかりを優先される方は困りますね……」 埼玉県飯能市のキャンプ場にも同様のクレームが入っているという。管理人が説明する。 「ユーチューバー的な方が動画撮影をしていると、他のお客さまが映らないように自分の場所から離れたりしているケースがあるんです。それで、『行動が制限されてしまう』と意見をいただきました。 自分が動画に映り込んでしまっていないか、管理人から撮影者に確認してほしいというお申し出もありました」 ※写真はイメージです 管理人は「きれいな自然が目の前にあって写真や動画を撮りたくなる気持ちはわかりますが、周囲への気遣いをしながら楽しんでほしいものです」と願う。 真夜中のどんちゃん騒ぎにマナー違反の焚き火 キャンプ場やキャンパーへの取材で最も多かったトラブルが、やはり騒音だ。 標高1200mの静かな森の中にある「高ソメキャンプ場」(長野県松本市)では、夜9時以降は「サイレントタイム」として、静かに過ごすよう利用者を求めている。 しかし、9時を過ぎても楽器を演奏したり、スピーカーで音楽を流したりする迷惑行為があり、たびたびクレームが寄せられている。 キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。 長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
「キャンプというより撮影が主目的のような利用者も多くて、インスタグラムなどのSNS用だったり、なかには立派なカメラを持って撮影をしているユーチューバーのような方もいます。
他のお客さまから、『撮影するから少し離れるように言われた』とか『目を離した隙に撮影のために自分の荷物を移動させられた』といった苦情が何度も入っています。 うちのキャンプ場は自由に拠点をつくれるフリーサイトなので、お客さま同士の協力があって成り立っています。自分ばかりを優先される方は困りますね……」 埼玉県飯能市のキャンプ場にも同様のクレームが入っているという。管理人が説明する。 「ユーチューバー的な方が動画撮影をしていると、他のお客さまが映らないように自分の場所から離れたりしているケースがあるんです。それで、『行動が制限されてしまう』と意見をいただきました。 自分が動画に映り込んでしまっていないか、管理人から撮影者に確認してほしいというお申し出もありました」 ※写真はイメージです 管理人は「きれいな自然が目の前にあって写真や動画を撮りたくなる気持ちはわかりますが、周囲への気遣いをしながら楽しんでほしいものです」と願う。 真夜中のどんちゃん騒ぎにマナー違反の焚き火 キャンプ場やキャンパーへの取材で最も多かったトラブルが、やはり騒音だ。 標高1200mの静かな森の中にある「高ソメキャンプ場」(長野県松本市)では、夜9時以降は「サイレントタイム」として、静かに過ごすよう利用者を求めている。 しかし、9時を過ぎても楽器を演奏したり、スピーカーで音楽を流したりする迷惑行為があり、たびたびクレームが寄せられている。 キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。 長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
他のお客さまから、『撮影するから少し離れるように言われた』とか『目を離した隙に撮影のために自分の荷物を移動させられた』といった苦情が何度も入っています。
うちのキャンプ場は自由に拠点をつくれるフリーサイトなので、お客さま同士の協力があって成り立っています。自分ばかりを優先される方は困りますね……」 埼玉県飯能市のキャンプ場にも同様のクレームが入っているという。管理人が説明する。 「ユーチューバー的な方が動画撮影をしていると、他のお客さまが映らないように自分の場所から離れたりしているケースがあるんです。それで、『行動が制限されてしまう』と意見をいただきました。 自分が動画に映り込んでしまっていないか、管理人から撮影者に確認してほしいというお申し出もありました」 ※写真はイメージです 管理人は「きれいな自然が目の前にあって写真や動画を撮りたくなる気持ちはわかりますが、周囲への気遣いをしながら楽しんでほしいものです」と願う。 真夜中のどんちゃん騒ぎにマナー違反の焚き火 キャンプ場やキャンパーへの取材で最も多かったトラブルが、やはり騒音だ。 標高1200mの静かな森の中にある「高ソメキャンプ場」(長野県松本市)では、夜9時以降は「サイレントタイム」として、静かに過ごすよう利用者を求めている。 しかし、9時を過ぎても楽器を演奏したり、スピーカーで音楽を流したりする迷惑行為があり、たびたびクレームが寄せられている。 キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。 長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
うちのキャンプ場は自由に拠点をつくれるフリーサイトなので、お客さま同士の協力があって成り立っています。自分ばかりを優先される方は困りますね……」
埼玉県飯能市のキャンプ場にも同様のクレームが入っているという。管理人が説明する。 「ユーチューバー的な方が動画撮影をしていると、他のお客さまが映らないように自分の場所から離れたりしているケースがあるんです。それで、『行動が制限されてしまう』と意見をいただきました。 自分が動画に映り込んでしまっていないか、管理人から撮影者に確認してほしいというお申し出もありました」 ※写真はイメージです 管理人は「きれいな自然が目の前にあって写真や動画を撮りたくなる気持ちはわかりますが、周囲への気遣いをしながら楽しんでほしいものです」と願う。 真夜中のどんちゃん騒ぎにマナー違反の焚き火 キャンプ場やキャンパーへの取材で最も多かったトラブルが、やはり騒音だ。 標高1200mの静かな森の中にある「高ソメキャンプ場」(長野県松本市)では、夜9時以降は「サイレントタイム」として、静かに過ごすよう利用者を求めている。 しかし、9時を過ぎても楽器を演奏したり、スピーカーで音楽を流したりする迷惑行為があり、たびたびクレームが寄せられている。 キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。 長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
埼玉県飯能市のキャンプ場にも同様のクレームが入っているという。管理人が説明する。
「ユーチューバー的な方が動画撮影をしていると、他のお客さまが映らないように自分の場所から離れたりしているケースがあるんです。それで、『行動が制限されてしまう』と意見をいただきました。 自分が動画に映り込んでしまっていないか、管理人から撮影者に確認してほしいというお申し出もありました」 ※写真はイメージです 管理人は「きれいな自然が目の前にあって写真や動画を撮りたくなる気持ちはわかりますが、周囲への気遣いをしながら楽しんでほしいものです」と願う。 真夜中のどんちゃん騒ぎにマナー違反の焚き火 キャンプ場やキャンパーへの取材で最も多かったトラブルが、やはり騒音だ。 標高1200mの静かな森の中にある「高ソメキャンプ場」(長野県松本市)では、夜9時以降は「サイレントタイム」として、静かに過ごすよう利用者を求めている。 しかし、9時を過ぎても楽器を演奏したり、スピーカーで音楽を流したりする迷惑行為があり、たびたびクレームが寄せられている。 キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。 長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
「ユーチューバー的な方が動画撮影をしていると、他のお客さまが映らないように自分の場所から離れたりしているケースがあるんです。それで、『行動が制限されてしまう』と意見をいただきました。
自分が動画に映り込んでしまっていないか、管理人から撮影者に確認してほしいというお申し出もありました」 ※写真はイメージです 管理人は「きれいな自然が目の前にあって写真や動画を撮りたくなる気持ちはわかりますが、周囲への気遣いをしながら楽しんでほしいものです」と願う。 真夜中のどんちゃん騒ぎにマナー違反の焚き火 キャンプ場やキャンパーへの取材で最も多かったトラブルが、やはり騒音だ。 標高1200mの静かな森の中にある「高ソメキャンプ場」(長野県松本市)では、夜9時以降は「サイレントタイム」として、静かに過ごすよう利用者を求めている。 しかし、9時を過ぎても楽器を演奏したり、スピーカーで音楽を流したりする迷惑行為があり、たびたびクレームが寄せられている。 キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。 長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
自分が動画に映り込んでしまっていないか、管理人から撮影者に確認してほしいというお申し出もありました」
※写真はイメージです 管理人は「きれいな自然が目の前にあって写真や動画を撮りたくなる気持ちはわかりますが、周囲への気遣いをしながら楽しんでほしいものです」と願う。 真夜中のどんちゃん騒ぎにマナー違反の焚き火 キャンプ場やキャンパーへの取材で最も多かったトラブルが、やはり騒音だ。 標高1200mの静かな森の中にある「高ソメキャンプ場」(長野県松本市)では、夜9時以降は「サイレントタイム」として、静かに過ごすよう利用者を求めている。 しかし、9時を過ぎても楽器を演奏したり、スピーカーで音楽を流したりする迷惑行為があり、たびたびクレームが寄せられている。 キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。 長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
※写真はイメージです 管理人は「きれいな自然が目の前にあって写真や動画を撮りたくなる気持ちはわかりますが、周囲への気遣いをしながら楽しんでほしいものです」と願う。 真夜中のどんちゃん騒ぎにマナー違反の焚き火 キャンプ場やキャンパーへの取材で最も多かったトラブルが、やはり騒音だ。 標高1200mの静かな森の中にある「高ソメキャンプ場」(長野県松本市)では、夜9時以降は「サイレントタイム」として、静かに過ごすよう利用者を求めている。 しかし、9時を過ぎても楽器を演奏したり、スピーカーで音楽を流したりする迷惑行為があり、たびたびクレームが寄せられている。 キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。 長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
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管理人は「きれいな自然が目の前にあって写真や動画を撮りたくなる気持ちはわかりますが、周囲への気遣いをしながら楽しんでほしいものです」と願う。 真夜中のどんちゃん騒ぎにマナー違反の焚き火 キャンプ場やキャンパーへの取材で最も多かったトラブルが、やはり騒音だ。 標高1200mの静かな森の中にある「高ソメキャンプ場」(長野県松本市)では、夜9時以降は「サイレントタイム」として、静かに過ごすよう利用者を求めている。 しかし、9時を過ぎても楽器を演奏したり、スピーカーで音楽を流したりする迷惑行為があり、たびたびクレームが寄せられている。 キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。 長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
管理人は「きれいな自然が目の前にあって写真や動画を撮りたくなる気持ちはわかりますが、周囲への気遣いをしながら楽しんでほしいものです」と願う。
真夜中のどんちゃん騒ぎにマナー違反の焚き火 キャンプ場やキャンパーへの取材で最も多かったトラブルが、やはり騒音だ。 標高1200mの静かな森の中にある「高ソメキャンプ場」(長野県松本市)では、夜9時以降は「サイレントタイム」として、静かに過ごすよう利用者を求めている。 しかし、9時を過ぎても楽器を演奏したり、スピーカーで音楽を流したりする迷惑行為があり、たびたびクレームが寄せられている。 キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。 長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
真夜中のどんちゃん騒ぎにマナー違反の焚き火 キャンプ場やキャンパーへの取材で最も多かったトラブルが、やはり騒音だ。 標高1200mの静かな森の中にある「高ソメキャンプ場」(長野県松本市)では、夜9時以降は「サイレントタイム」として、静かに過ごすよう利用者を求めている。 しかし、9時を過ぎても楽器を演奏したり、スピーカーで音楽を流したりする迷惑行為があり、たびたびクレームが寄せられている。 キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。 長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
キャンプ場やキャンパーへの取材で最も多かったトラブルが、やはり騒音だ。 標高1200mの静かな森の中にある「高ソメキャンプ場」(長野県松本市)では、夜9時以降は「サイレントタイム」として、静かに過ごすよう利用者を求めている。 しかし、9時を過ぎても楽器を演奏したり、スピーカーで音楽を流したりする迷惑行為があり、たびたびクレームが寄せられている。 キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。 長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
キャンプ場やキャンパーへの取材で最も多かったトラブルが、やはり騒音だ。
標高1200mの静かな森の中にある「高ソメキャンプ場」(長野県松本市)では、夜9時以降は「サイレントタイム」として、静かに過ごすよう利用者を求めている。 しかし、9時を過ぎても楽器を演奏したり、スピーカーで音楽を流したりする迷惑行為があり、たびたびクレームが寄せられている。 キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。 長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
標高1200mの静かな森の中にある「高ソメキャンプ場」(長野県松本市)では、夜9時以降は「サイレントタイム」として、静かに過ごすよう利用者を求めている。
しかし、9時を過ぎても楽器を演奏したり、スピーカーで音楽を流したりする迷惑行為があり、たびたびクレームが寄せられている。 キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。 長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
しかし、9時を過ぎても楽器を演奏したり、スピーカーで音楽を流したりする迷惑行為があり、たびたびクレームが寄せられている。
キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。 長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
キャンプ場としてはチェックイン時に案内を強化し、繁忙期には宿直担当をつけて夜間の見回りを実施するなど騒音対策をしているものの、キャンパーからは怒りの声が聞かれる。
長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news

長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。 「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
長野や新潟でよくキャンプをしているという東京都渋谷区の30代男性は、キャンプサイトでの音楽の騒音に憤る。
「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」 一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
「近くに他の利用者がいるのに音楽を爆音でかけている人には本当にムカつきます。せっかく自然を楽しみに来たのに、隣でクラブミュージックみたいな曲がズンズン流れていたことがあって。クラブとかフェスに行けよって思っちゃいますね」
一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。 「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
一方、キャンプ歴20年以上の40代男性は「コロナ禍でキャンプ場に人が増えたおかげで、いろんな迷惑行為を経験してきましたよ」と、周囲への気遣いに欠ける“迷惑キャンパー”にため息を漏らす。
「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。 またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
「あるときは、夜中2時とか3時とかにドンチャン騒ぎをしているグループがいて、寝られませんでした。トイレついでに様子を見ると、燃えるわけがないような大きい丸太を焚き火に突っ込んで大笑いしてました。
またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」 ※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
またあるときは、若い5人組がガチで野球していました。バットをフルスイングして他のキャンパーのほうへボールが飛んでいって、机に当たったみたいで『ガチャーン!』と。さすがに非常識でびっくりしました」
※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
※写真はイメージです 出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
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出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
出禁にせざるを得なかった“とんでも客” 故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。 例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
故意ではないが、初心者ならではの、ルールを知らないがゆえの迷惑行為もある。
例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。 また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
例えば、焚き火の直火禁止。燃えかすや炭の放置のマナー違反対策や環境への配慮から、焚き火台の使用をルールにしているキャンプ場も多い。
また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。 ※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
また、強風時には火災や他のキャンパーに火の粉が飛ぶリスクがあり、焚き火を控えるべきときもある。前出の40代ベテランキャンパーが話す。
※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
※写真はイメージです 「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
※写真はイメージです
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「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。 焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
「風の強い日に焚き火をしている人がいて、案の定、火の粉がこっちに飛んできてテントに穴が空きました。そのときは安いテントだったからよかったですけど、何十万もするテントだったらさすがにキレてたと思います。
焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」 前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
焚き火以外にも、オートキャンプ場での夜間の車の開け閉め音とか、ライトの光量などキャンプに不慣れな人が見落としがちなルールやマナーはけっこう多いので、キャンプ場の決まりごとをチェックしたり、周りの様子を見ながら気をつけてほしいですね」
前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。 「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
前出の「高ソメキャンプ場」では、迷惑行為の域を超えた“とんでも客”にも苦慮している。管理人が言う。
「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。 その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
「複数のサイトを利用していた大勢のグループが、共用の炊事棟にテーブルやイスを持ち込んで調理から食事、映画鑑賞までしていたんです。
その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」 いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
その場で注意しましたが、翌朝もそのままだったのでやむを得ず退場案内をして、次回からの利用もお断りする形にしました」
いわゆる出禁の対応だ。 ※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
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※写真はイメージです 他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
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他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。 今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
他にも、キャンプ場内にある別料金が必要な釣り池を無断で使用されたり、定休日に連絡なく使われたりと悪質な行為が横行。ライブカメラや看板の設置など、対策を迫られている。
今回の取材では、ゴミの放置や分別の問題、車の駐車位置を巡るけんかなど他にもさまざまな迷惑行為やトラブルの事例があった。人が増えればトラブルの数も増えるのが摂理だろう。 「高ソメキャンプ場」管理人は「キャンプ場のルールをあまり厳しくしたくないのが本心です」と打ち明けながらも「ただ……」と続ける。 「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
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「ルールやマナーを守っていただけないとさらに厳しいルールをつくらなければいけない。周囲を思いやりながら、キャンプを最大限に楽しんでほしいです」 非日常の癒しを求めて訪れるキャンプ場が、ルールでガチガチにならぬよう、キャンパー一人ひとりの気遣いが求められている。 取材/集英社オンライン編集部ニュース班 文/一ノ瀬 伸 ※「集英社オンライン」では、迷惑キャンパーについての情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス: [email protected] Twitter @shuon_news
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