陸上自衛隊の隊員10人が乗ったヘリコプターが沖縄県の宮古島周辺を飛行中に消息を絶った事故で、9日、自衛隊は新たに潜水艦救難艦を派遣した。
捜索海域に到着したのは、海底を捜索する能力をもつ海上自衛隊の潜水艦救難艦「ちはや」。
潜水艦救難艦には、「深海救難艇(DSRV)」や「無人潜水装置(ROV)」が搭載されていて、深海の水圧に体をさらして潜水する「飽和潜水」などの訓練を受けた隊員も乗っている。
機体の一部が海底に沈んでいる可能性があることから、音波探知機で機体とみられるものの反応があった場合などに、状況に応じて、潜水による捜索を行うものとみられる。
6日に起きた事故では、ヘリコプターに乗っていた第8師団長の坂本雄一陸将ら10人全員が、依然として行方不明で、自衛隊は、隊員や機体の発見を急いでいる。