覚醒剤を所持、使用したとして、島根県川本町が40歳代男性職員を昨年11月に懲戒免職処分にしていたことが、町幹部への取材で分かった。
県警が覚醒剤取締法違反事件として捜査しており、町は現時点で「捜査に支障を来す」として処分を公表していない。
町幹部によると、職員は昨秋、町に対し、県警から事件について任意で事情を聞かれていることや、覚醒剤を使用、所持していたことを申し出たという。
町は非違行為に当たると判断し、昨年11月に懲戒処分。町は再発防止に向け、職員を対象に公務員倫理などの研修を実施したという。
町は処分の事実を認めており、野坂一弥町長は「町職員が非違行為を起こしたことは誠に遺憾で、おわび申し上げる。今後も信頼回復に努め、全ての捜査が終了し次第公表する」とコメントした。