大阪市でタクシーが暴走し、女性1人が死亡したひき逃げ事件で、運転手が、女性らをはねたあと、減速せず走行し続けていたとみられることがわかった。
タクシー運転手の斉藤敏夫容疑者(74)は20日、大阪市生野区田島の交差点で、歩行者をはねて逃走し、原井惠子さん(67)を死亡させ、73歳の女性を意識不明の重体にさせるなどした疑いが持たれている。
警察の調べに対し、斉藤容疑者は、容疑をおおむね認めている。
警察が、タクシーのドライブレコーダーの映像を確認したところ、斉藤容疑者が原井さんらをはねたあと、減速することなく、走行を続けたとみられることがわかった。
斉藤容疑者はその後、ミニバイクもひき逃げした末に、歩道の植え込みに突っ込み停止していて、警察は暴走のくわしい経緯などを捜査している。