大阪府岸和田市で昨年11月、次女=当時(2)=を保育所に預け忘れて車内に約9時間放置し、熱中症で死亡させたとして、重過失致死容疑で書類送検された父親(34)について、大阪地検岸和田支部は24日、不起訴処分(嫌疑不十分)にした。
同支部は「捜査を尽くしたが、起訴するに足りるまでの事実が認定できなかった」としている。
父親は昨年11月12日午前、ワンボックスカーに子供3人を乗せ、長女と三女を同市内の認定こども園に送った後、後部座席のチャイルドシートに次女を残したまま帰宅。約9時間放置し熱中症で死亡させたとして、府警が今年2月に書類送検した。