ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で14年ぶりの世界一に輝いた侍ジャパンの優勝報告会見での、TBS記者の質問がインターネット上で不評を集めている。
1人で3つの質問を、しかも同じ5人の選手にしたことについて、「一人で同じ選手に何個質問してるの?」「時間がもったいない」との批判が相次いだのだ。
会見では栗山英樹監督、コーチ、選手ひとりひとりが大会への思いなどコメントした後で、集まった報道陣からの質疑応答の時間となった。最初に質問者として指名されたのが、TBSの男性アナウンサーだった。
最初に栗山監督に質問したが、その内容は「どんな思いで(選手を)信じ続けたのか教えてください」というもの。次の質問は「満足いく結果になりましたか?」となっていた。
とくに視聴者の反感を買ったのが、その後の質問だった。
TBSアナは、岡本和真選手、村上宗隆選手、源田壮亮選手、佐々木朗希投手、山本由伸選手の5人を指名。それぞれに向けて、「今大会で一番印象に残っているシーンとその時どんなことを思ったのか」「満足いく結果だったのか、自分にとってどんな大会だったか」「3年後にかける思い、3年後に託す思い」を質問した。
3つの質問を5人の選手だけに尋ねたTBSアナの質問は約8分間にも及び、会見での質疑応答の時間の半分以上を占めていた。残った時間で質問ができたのは、日経新聞やNHKなどの記者3人だけだった。
そうした点から、ツイッターでは会見中から不満の声が相次いだ。
そのほか、会見の中継を告知したTBSの野球中継公式ツイッターに、同様の不満を直接ぶつけるユーザーも出ていた。