駅のトイレに設置された便座クリーナーに尿を混入させたとして、兵庫県警甲子園署などは7日、偽計業務妨害の疑いで、大阪市西区のアルバイトの男(44)=同罪で起訴=を逮捕、送検したと発表した。
男は容疑を認め、「仕事のストレスを発散するためだった。自分の尿を眺めてスッキリした」などと話している。
同署によると、男は令和3年1月~4年10月、阪神電鉄甲子園駅や大阪メトロ玉川駅などのトイレで、便座クリーナーの消毒液に自身の尿を混入させたとしている。同署は、大阪や兵庫の阪神電鉄や大阪メトロの駅での犯行12件を裏付け、捜査を終結した。
4年9月10日、阪神電鉄甲子園駅の多目的トイレで清掃員が黄ばんだ消毒液を発見し、駅員が110番した。同署員や鉄道警察隊の捜査員が、防犯カメラの映像を確認したところ、被害にあった複数の駅のトイレに出入りする不審な男が浮上。駅の改札などで張り込み、男を特定した。