遺伝子を組み換えて作られたピンク色に“光るメダカ”。自然界に流出すれば生態系を壊してしまう恐れもあるこのメダカを無許可で飼育したなどとして、業者の男ら9人が摘発されました。容疑者たちが“光るメダカ”を手に入れた経緯は。【写真を見る】“カルタヘナ法”違反の疑い、遺伝子を組み換え作られた“光るメダカ” 無許可で飼育したなどの疑いで業者の男ら9人摘発【news23】“光るメダカ”で逮捕 遺伝子の組み換えひときわ鮮やかな色が目を引きます。遺伝子を組み換えて、体がピンク色に“光るメダカ”です。このいわゆる“光るメダカ”をめぐり、埼玉県のメダカ販売業者、増田富男容疑者(67)と、愛好家の男4人が逮捕されました。

5人は、2021年ごろ“光るメダカ”を違法だと知りながら、無許可で飼育するなどした疑いがもたれています。遺伝子を組み換えた生物の育成・保管などは、環境への悪影響を防ぐため「カルタヘナ法」と呼ばれる法律で規制されています。この容疑での逮捕は全国初です。増田容疑者の知人「噂で『遺伝子組み換えしたみたいだよ』ということは聞いていた。すごい赤で深みのある」取り調べに対し増田容疑者は・・・増田容疑者「見たことのない綺麗なメダカだった。これは売れると思った」容疑者の中には、“ロイヤルピングー”と名付け、2匹を約10万円で販売した者もいたといいます。もともとは研究目的でつくられた“光るメダカ”。事件の発端は2009年の東京工業大学の研究室でした。大学院生の男性が、“光るメダカ”の卵約30個を愛好家だった同級生の母親に渡すため、研究室から持ち出したのです。警視庁は、男性やこの母親ら4人も書類送検しました。この“光るメダカ”は、逮捕された5人を含め約50人に広まったとみられ、今回の捜査で、約1400匹が押収されたということです。遺伝子組み換え生物の専門家は、警鐘を鳴らします。東京大学 伊藤元己名誉教授「ひどい場合には(日本のメダカを)絶滅させてしまうような可能性まである。魚や水質に大きな影響を与えて、自然・生態系を壊してしまう可能性がある」警視庁は「“光るメダカ”を飼育しているかもしれないと思った場合は、放流などせずに各地方の環境事務所に連絡してほしい」と呼びかけています。
遺伝子を組み換えて作られたピンク色に“光るメダカ”。自然界に流出すれば生態系を壊してしまう恐れもあるこのメダカを無許可で飼育したなどとして、業者の男ら9人が摘発されました。容疑者たちが“光るメダカ”を手に入れた経緯は。
【写真を見る】“カルタヘナ法”違反の疑い、遺伝子を組み換え作られた“光るメダカ” 無許可で飼育したなどの疑いで業者の男ら9人摘発【news23】“光るメダカ”で逮捕 遺伝子の組み換えひときわ鮮やかな色が目を引きます。遺伝子を組み換えて、体がピンク色に“光るメダカ”です。このいわゆる“光るメダカ”をめぐり、埼玉県のメダカ販売業者、増田富男容疑者(67)と、愛好家の男4人が逮捕されました。

5人は、2021年ごろ“光るメダカ”を違法だと知りながら、無許可で飼育するなどした疑いがもたれています。遺伝子を組み換えた生物の育成・保管などは、環境への悪影響を防ぐため「カルタヘナ法」と呼ばれる法律で規制されています。この容疑での逮捕は全国初です。増田容疑者の知人「噂で『遺伝子組み換えしたみたいだよ』ということは聞いていた。すごい赤で深みのある」取り調べに対し増田容疑者は・・・増田容疑者「見たことのない綺麗なメダカだった。これは売れると思った」容疑者の中には、“ロイヤルピングー”と名付け、2匹を約10万円で販売した者もいたといいます。もともとは研究目的でつくられた“光るメダカ”。事件の発端は2009年の東京工業大学の研究室でした。大学院生の男性が、“光るメダカ”の卵約30個を愛好家だった同級生の母親に渡すため、研究室から持ち出したのです。警視庁は、男性やこの母親ら4人も書類送検しました。この“光るメダカ”は、逮捕された5人を含め約50人に広まったとみられ、今回の捜査で、約1400匹が押収されたということです。遺伝子組み換え生物の専門家は、警鐘を鳴らします。東京大学 伊藤元己名誉教授「ひどい場合には(日本のメダカを)絶滅させてしまうような可能性まである。魚や水質に大きな影響を与えて、自然・生態系を壊してしまう可能性がある」警視庁は「“光るメダカ”を飼育しているかもしれないと思った場合は、放流などせずに各地方の環境事務所に連絡してほしい」と呼びかけています。
ひときわ鮮やかな色が目を引きます。遺伝子を組み換えて、体がピンク色に“光るメダカ”です。
このいわゆる“光るメダカ”をめぐり、埼玉県のメダカ販売業者、増田富男容疑者(67)と、愛好家の男4人が逮捕されました。
5人は、2021年ごろ“光るメダカ”を違法だと知りながら、無許可で飼育するなどした疑いがもたれています。
遺伝子を組み換えた生物の育成・保管などは、環境への悪影響を防ぐため「カルタヘナ法」と呼ばれる法律で規制されています。この容疑での逮捕は全国初です。
増田容疑者の知人「噂で『遺伝子組み換えしたみたいだよ』ということは聞いていた。すごい赤で深みのある」
取り調べに対し増田容疑者は・・・
増田容疑者「見たことのない綺麗なメダカだった。これは売れると思った」
容疑者の中には、“ロイヤルピングー”と名付け、2匹を約10万円で販売した者もいたといいます。
もともとは研究目的でつくられた“光るメダカ”。事件の発端は2009年の東京工業大学の研究室でした。
大学院生の男性が、“光るメダカ”の卵約30個を愛好家だった同級生の母親に渡すため、研究室から持ち出したのです。
警視庁は、男性やこの母親ら4人も書類送検しました。
この“光るメダカ”は、逮捕された5人を含め約50人に広まったとみられ、今回の捜査で、約1400匹が押収されたということです。
遺伝子組み換え生物の専門家は、警鐘を鳴らします。
東京大学 伊藤元己名誉教授「ひどい場合には(日本のメダカを)絶滅させてしまうような可能性まである。魚や水質に大きな影響を与えて、自然・生態系を壊してしまう可能性がある」