群馬県太田市で、自宅の外灯を合図に大麻などを密売していた疑いで、ブラジル人の男が摘発された。
大麻取締法違反の疑いで追送検されたのは、ブラジル人のハシモト・マテウス・ケンジ容疑者(28)。
ハシモト容疑者は、去年5月から11月までの間、太田市の自宅で、大麻およそ16グラムを5万2000円で密売するなどした疑いが持たれている。
埼玉県警によると、ハシモト容疑者は、自宅を訪れてきた客に対して、玄関の外灯を目印にして、大麻などを密売していたという。
密売できる場合は外灯を「青色」に、密売に応じられない場合は「赤色」か、消灯していたとのこと。また、事前に予約をした客には、自宅の郵便受けを通じて、大麻などの薬物と現金をやり取りする「無人販売」もしていたという。
別の薬物事件の捜査の過程で、この住宅街の「白い一軒家」の存在が浮上。埼玉県警などが内偵捜査を進めてきたとのこと。調べに対してハシモト容疑者は「間違いない」と容疑を認めている。大麻などの密売で、少なくとも数千万円を得ていたとみられている。