東海道新幹線は、車両点検を行った影響で2時間ほど運転を見合わせるトラブルがありました。電気が新幹線の車体を通り抜けて地面に流れる「地絡」と呼ばれる現象が起きたため、停電した可能性があるということです。
JR東海によりますと、東海道新幹線は上りの「こだま714号」が新横浜駅と小田原駅の間で停止し、車両点検が行われました。
最大で上りは京都駅と東京駅の間、下りは東京駅と静岡駅の間で2時間ほど運転を見合わせました。
新幹線の車両は、架線からパンタグラフを通じて電気が供給されています。
しかし「こだま714号」では「電気の通り道」以外のところを通って地面に電気が流れてしまう「地絡」と呼ばれる現象が起きた可能性があるということです。
このため、新幹線の架線に電気を送る変電所で異変が感知され、安全性を確保するために自動的に送電が止まったとみられていて、JR東海は詳しい原因を調べています。