凍結防止のために車のワイパーを立てるのは、定番の対策。
しかし福岡県内の住宅街では、タオルを巻いたり、ワイパー全体を覆うほどの念の入れようだ。
その理由は、イタズラ防止のためだった。
2022年12月に撮影された、防犯カメラの映像。
車のボンネットの上で、黒い影が動いている。カラスだ。
動きをよく見てみると、車のワイパーを倒している。
カラスの被害は、他の場所でも起こっていた。
カラス被害にあった 北九州市の男性:この(ゴムの)部分をはがす。ビーッと。
カラス被害にあった 春日市の男性:(被害額は)2回だから6000円。味をしめたんでしょうね。味はないでしょうけど。
ワイパーのゴムがかまれたり、食いちぎられるなどの被害が続出しているのだ。
その理由について、福岡害鳥駆除センターの三浦浩 所長は、「やってみて食感が気持ちいいと、仲間内で広がっているのでは」と推測する。
ほかにも、巣作りの材料にしている可能性もあるという。“カラスの勝手”とはいえ、住民たちの悩みは尽きない。
(「イット!」1月30日放送より)