トヨタ自動車は26日、豊田章男社長(66)が4月1日付で会長に就任し、佐藤恒治執行役員(53)が社長に就く人事を発表した。このニュースを受け、ツイッターのトレンドに関連ワードが続々と入り、たくさんのコメントが寄せられた。
同社の社長交代は14年ぶり。この日、ツイッターのトレンドに「トヨタ社長交代」「佐藤恒治氏」などのワードが入り、大きな反響が寄せられた。豊田氏を労い、「長年の責務お疲れ様でした」「単なる創業家出身の社長ではなく、日本を代表するトップ企業の社長として時代を先読みした経営手腕を発揮されたと思います」「会社の危機的タイミングで現れた救世主的経営者だった」「米議会の公聴会での姿は経営者なら魂振るわせるもので企業人の間でずっと語り続けられるだろう」などの声が続々。ブランド力を強化して、世界販売台数を1000万台超に押し上げたことに対しても「彼がリーダーシップを取ってからトヨタのイメージは大分変わった」「車としてのトヨタブランドよりも、一企業としてのトヨタブランドを大いに押し上げた方だった」「章男社長が就任されて以降のトヨタは、以前よりずっと魅力的な会社になったと思う」などと好意的な声が並んだ。
佐藤氏への期待の声も少なくなく、「53歳、若いな~」「思い切った若返りは良いのではないでしょうか」「今後の展開が楽しみ!」などの書き込みが多数。「あのトヨタで50歳で執行役員。その後わずか3年で社長かぁ。爆速出世過ぎて笑う。優秀なんやろなぁ」といった声も聞かれた。
両氏は同社のオウンドメディア「トヨタイムズ」のYouTubeチャンネルで生配信された会見に出席。豊田氏は「トヨタの変革をさらに進めるためには、私が会長となり新社長をサポートする形がよいと考え、今回の決断に至った」と説明。佐藤氏は豊田氏から打診があったときの状況について、「昨年末のタイでのレース現場で『お願い聞いてくれる? 社長やってくんない?』と聞かれ、どうリアクションしていいか分からなかった。今にして思えば、自分が受け止めるときに深刻になりすぎないような親心、配慮だったとは思うが、そのときは冗談だと思った」と明かした。