大麻を液体状に加工した「大麻リキッド」を隠し持っていたとして、京都府警伏見署は11日、大麻取締法違反(所持)の疑いで京都府京田辺市の同志社大4年の男子学生(22)と京都市右京区の建設作業員の男(23)を逮捕した。
2人は容疑を否認している。
逮捕容疑は共謀し、令和4年2月11日午前6時半ごろ、京都市伏見区内で大麻リキッド4点(約2・3グラム)を所持したとしている。
同署によると、京都拘置所(京都市伏見区)の職員が同日、拘置所の外壁の台座部分に薬物のようなものがあるのを発見。同署が付近の防犯カメラを調べると、同志社大の男子学生が台座とフェンスの間に大麻リキッドを隠している様子が記録されていた。
その直前、2人は軽乗用車で拘置所近くを走行中に橋脚に衝突。同署が任意同行を求め建設作業員の男に尿検査を実施したところ、大麻の陽性反応が出たという。
同署は、2人が事故で大麻リキッドの所持発覚を免れるために拘置所の外壁に隠したとみて調べている。