国土交通省関東運輸局は23日、自身への給料を水増しして受給したとして、係長級の30歳代男性職員を懲戒免職処分にした。
発表によると、男性職員は同局の職員の給与に関する書類作成を担当。昨年8月から今月にかけて、自身の支給額を水増しするため書類を改ざんし、給与と賞与を合わせて約1475万円を不正に受給した。
給与振り込みを担当する別の職員が今月7日、男性職員への振込額が異常に多いことに気づき、聴取した結果、不正受給が発覚した。
男性職員は「借金返済や遊興費に使った」と話し、一部を返済。全額返済する意向を示しているという。
同局は刑事告発に向けて県警に相談している。