大阪府豊中市の路上で20日未明、近くに住む会社員の男性(50)が刺されて重傷を負った事件で、男性が「自分で背中を刺した」と話していることが27日、大阪府警捜査1課への取材で分かった。
男性は「仕事に疲れてやった。壁にナイフを立てて、そこにもたれた」などと説明。自ら110番しており、府警は虚偽通報で業務を妨害したとして、偽計業務妨害や軽犯罪法違反などの疑いで事情を聴く方針。
府警によると、男性の通報を受けて殺人未遂容疑で捜査したが、付近の防犯カメラには不審な人物は確認されなかった。男性の回復を待って26日に事情を聴いたところ、虚偽申告だったことを認めたという。
男性は20日午前1時20分ごろ、「後ろから近付いてきた人に背中を刺された」と自ら110番。現在も入院している。