辞表を提出後、記者の取材に応じる杉田水脈総務政務官=27日午後、総務省
松本剛明総務相は27日、総務省内で記者団の取材に応じ、性的少数者を巡る過去の不適切な表現が批判された杉田水脈総務政務官(衆院比例中国)が辞表を提出したと明らかにした。8月の就任後、過去の差別的な言動が波紋を広げ資質が問題視されていた。
松本氏は「政府の一員として迷惑をかけてはいけないと考え、判断したという報告だった。本人の決断を受け止めた」と述べた。
杉田氏は省内で記者団に「2022年度第2次補正予算が成立し、年末の節目というタイミングで辞表を提出した」と話した。
岸田文雄首相は、後任に総務官僚出身の長谷川淳二衆院議員を起用する方針を固めた。
杉田水脈総務政務官