銭湯からクレジットカードを盗み、ゲーム機を購入するなどしたとして、警視庁と千葉県警の合同捜査本部は窃盗と詐欺の疑いで、中国籍の職業不詳、周瑜容疑者(47)=埼玉県和光市本町=、東京都板橋区成増、無職、広冨雅彦容疑者(54)ら男女計5人を逮捕した。
認否は明らかにしていない。
警視庁国際犯罪対策課によると、5人はクレジットカードを盗んだ上で、家電量販店でゲーム機やアップル製品などの購入に悪用し、転売を繰り返していた。カードは女性の周容疑者が銭湯の女性脱衣所を狙い、加工した合鍵を使って盗んでいたという。令和2年12月~今年9月にかけて、信販会社1社では5人が関与したとみられる約1億円の決済が確認されており、捜査本部はカードの悪用による被害が総額で数億円に上るとみている。
逮捕容疑は今年6月25日朝、石川県内のドラッグストアで、不正に入手したクレジットカードでサプリメントなど約9点(計約1万7千円)を購入したほか、8月20日夜には東京都内の銭湯の女性用脱衣場ロッカーから、女性客4人のクレジットカード計5枚を盗んだとしている。