最近の大学生は、一般的な1コマ90分の講義を苦痛に感じているといいます。
■大学生 オンライン講義は“倍速”で
大学1年生:「(大学の講義は)90分です。ちょっと長くて、疲れますね」
大学2年生:「(90分の講義は)すごく眠い。きついですね」
きっかけは、新型コロナの影響で導入が広まったオンライン講義。動画を録画し、倍速で見られるようになったことだといいます。
大学3年生:「2倍速で聞いてました。早く終わらせたい」
大学3年生:「ゆっくり話す先生とかもいるので、倍速にしたほうが効率よく授業を受けられる。時間を無駄にしたくない」
■半数以上が倍速…1.3倍“早口講義”も
セイコーホールディングスの調査では、半数以上の学生がオンライン講義を倍速で視聴しているといいます。
コスパならぬタイパ=タイムパフォーマンスの良さを求める今どきの学生たち。
そんな学生の気持ちを組み入れてオンライン講義を行っているのが、兵庫教育大学の小川修史准教授です。
なんと、意識的に話すスピードを上げ、普段の1.3倍の早口にしているといいます。
小川准教授:「バリアフリーとユニバーサルデザインの違い分かりますか。違いが分かる人は、ニコニコマーク。分からない人は、涙のうぇーんマーク。スタンプで打ってみて下さい」「動画慣れてしまったせいで、ちょっとでも間が開いてしまうと、気が抜けてしまったり、他のことを考えてしまったりしてしまうのかなと思う」