14日に高市早苗氏がSNSに投稿した文章が、波紋を呼んでいる。岸田総理から経済安全保障担当相の入閣要請があったにもかかわらず、高市氏はこれを辞退して前大臣の〈留任をお願い〉したという。そして、それでも入閣が決まったことについて、〈辛い気持ちで一杯です〉と赤裸々な心情を公表したのだ。
入閣が「辛い」と言う高市氏の投稿は炎上し、「入閣舌禍」と言うべき事態となった。なぜ、こんな不満を表明したのか。
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「政調会長から外され、担当省庁や予算を持たない『軽量級』ポストをあてがわれたのが嫌だということです。岸田総理に”飼い殺し”にされる不満が思わず出たのでしょう」(安倍派中堅議員)安倍元総理の「一番の側近」アピールその翌日、高市氏は会見で投稿について「私は入閣しなくてもいいという意味だ」と説明した。しかし鎮火するどころか、新たな怒りを買うことになってしまったようだ。「高市さんは、『(生前の安倍元総理から)岸田さんから頼まれたことは絶対に断らずに受けなきゃだめだよ。人事っていうのはそういうものだよ、と助言されていた』と語ったんです。”辛い”人事を受けたのも安倍元総理がいたから、という発言からは『自分こそが安倍氏の一番の側近だった』というアピールを感じます。わざとらしく亡くなった安倍氏の名を出した高市氏に対し、安倍派から大ブーイングがあがっています」(別の安倍派議員) 岸田総理に安倍派と、敵ばかり作る高市氏はどこに向かうのか。「週刊現代」2022年8月27日号より
「政調会長から外され、担当省庁や予算を持たない『軽量級』ポストをあてがわれたのが嫌だということです。岸田総理に”飼い殺し”にされる不満が思わず出たのでしょう」(安倍派中堅議員)
その翌日、高市氏は会見で投稿について「私は入閣しなくてもいいという意味だ」と説明した。しかし鎮火するどころか、新たな怒りを買うことになってしまったようだ。
「高市さんは、『(生前の安倍元総理から)岸田さんから頼まれたことは絶対に断らずに受けなきゃだめだよ。人事っていうのはそういうものだよ、と助言されていた』と語ったんです。
“辛い”人事を受けたのも安倍元総理がいたから、という発言からは『自分こそが安倍氏の一番の側近だった』というアピールを感じます。わざとらしく亡くなった安倍氏の名を出した高市氏に対し、安倍派から大ブーイングがあがっています」(別の安倍派議員)
岸田総理に安倍派と、敵ばかり作る高市氏はどこに向かうのか。「週刊現代」2022年8月27日号より
岸田総理に安倍派と、敵ばかり作る高市氏はどこに向かうのか。
「週刊現代」2022年8月27日号より