岩手県教育委員会は22日、複数の児童に対し、不適切な言動を行ったとして、盛岡教育事務所管内の小学校の女性教諭(59)について停職2か月の懲戒処分にしたと発表した。
発表によると、教諭は2019年度と21年度に担任だった1年生児童に対し、「暴れたり騒いだりする子たちがいるところに行きますか」「幼稚園・保育園に行きなさい」などと計12件の不適切な言動を行った。昨年7月に授業を参観した保護者が目撃し、発覚した。
教諭は県教委の聞き取りに「思い通りに指導が通らないストレスで威圧的な指導に頼った」とし、「心身に深刻な悪影響を与え、児童や保護者に申し訳ない」と述べたという。
県教委は当時、校長だった男性教諭(60)も同日、戒告処分とした。両教諭は6月に辞職願を提出しており、同日、辞職が承認された。