「当高校に赴任して5年目ですが、特に問題のない教師でした。野球部の顧問も、とても熱心にやっていたんですけど……」
【写真】社会人野球時代、ユニフォーム姿の八木容疑者。どう見ても好青年にしか見えないが… 容疑者が勤務していた千葉県立袖ケ浦高校の教頭は、突然の不祥事に驚きを隠せない様子だ。 8月16日、同県警千葉中央署は、同校教諭の八木朋浩容疑者(32)を県迷惑防止条例違反(卑わいな言動)の疑いで逮捕した。「6月6日の午前7時18分ごろ、容疑者は千葉市中央区にあるコンビニに現れ、同店アルバイトの46歳女性に自身のスラックスのチャックを全開にして、パンツを見せつけました」(全国紙社会部記者)

朝イチの犯行後、容疑者はそのまま高校に出勤して教壇に立っていたというから驚きだ。「被害女性の証言と、コンビニの防犯カメラ、周辺の防犯カメラなどで容疑者を特定して、容疑者自宅で逮捕。その後、容疑者が常連客だったことも判明します」(捜査関係者) ワイセツ教師の犯行はこれだけではなかった。千葉中央署で取り調べが行われている最中の17日、2度目の逮捕が発表される。わざわざ先回りして“立ちション”「八木容疑者は7月8日の午後9時30分ごろ、同市若葉区の道路上と歩道上の2回にわたって、県内の女子高校生(15)が乗っていた自転車におしっこをかけていた。いわゆる“立ちション”スタイルによる犯行で、2度目にかけた際はわざわざ先回りして犯行に及ぶという、異様な執拗さがあった」(前出・社会部記者) 尿がかかったのは自転車だったが、容疑者が女子高生をめがけてかけて“立ちション”したのは明らかだったため、同県警千葉東署は暴行の容疑で逮捕している。 犯行当日、容疑者は学校に出勤していなかったというのだが、「彼は高野連の役員も務めていました。7月8日は学校を休んで、夏の甲子園の県予戦の準備のために、球場に行っていました」(前出・袖ケ浦高校の教頭) その帰り道で犯行に及んだというのだから、まさに高校生の晴れの舞台を汚すような行為と言えよう。また、一連の犯行が普段の生活の中に組み込まれていることから、日常的に行われていた可能性もある。 この2つの事件について八木容疑者は、「やったことに間違いはありません」 と率直に容疑を認めているようだ。はたして、その動機とはーー。「とりわけ後者では“おしっこをかけて満足感と興奮を覚えました”と供述しています。被害者への嫌がらせによる犯行といった類いのものではなく、快楽や悦楽を得るためだった。要するに、自分の性的欲求を満たすための悪質な行為です」(捜査関係者) 尿をかけられたという被害は近辺で頻繁に起きていて、警察は容疑者との関連を引き続き調べているという。誰とでも話すクラスの人気者 八木容疑者は、宮城県の出身。地元の県立高校時代の同級生はこう話す。「真面目で、勉強も部活も頑張っていましたよ。それで頭はよかったし、スポーツも万能で野球部ではピッチャーだった。誰とでも話すような生徒で、印象が非常によくて人気者だったんですけど……」 高校卒業後、青森県の弘前大学へと進学した容疑者。大学卒業後に社会人野球のチームに所属した後、国語の高校教師の職に就く。前任の高校では、女子ソフトボール部の顧問を務めていたという。 容疑者の実家へ連絡をとると、父親が応じるも、「(この事件で)家族も大変な状況なので、本当に申し訳ありませんが、ご遠慮させてください……」 と弱々しく取材拒否した。 容疑者の今後について、千葉県教育委員会は、「処分につきましては、いまのところ厳粛、適宜に対処していくとしか言えません」 としているが、聖職ということで考えれば、おそらく懲戒免職は免れないだろう。「被害者と示談にでもなれば、罰金刑程度ということも十分に考えられる。だが、社会的な制裁のほうが大きいので、これからが大変でしょうね」(前出の捜査関係者) 軽犯罪とはいえ、女性をバカにしたような犯罪の報いは大きかった。
容疑者が勤務していた千葉県立袖ケ浦高校の教頭は、突然の不祥事に驚きを隠せない様子だ。
8月16日、同県警千葉中央署は、同校教諭の八木朋浩容疑者(32)を県迷惑防止条例違反(卑わいな言動)の疑いで逮捕した。
「6月6日の午前7時18分ごろ、容疑者は千葉市中央区にあるコンビニに現れ、同店アルバイトの46歳女性に自身のスラックスのチャックを全開にして、パンツを見せつけました」(全国紙社会部記者)
朝イチの犯行後、容疑者はそのまま高校に出勤して教壇に立っていたというから驚きだ。
「被害女性の証言と、コンビニの防犯カメラ、周辺の防犯カメラなどで容疑者を特定して、容疑者自宅で逮捕。その後、容疑者が常連客だったことも判明します」(捜査関係者)
ワイセツ教師の犯行はこれだけではなかった。千葉中央署で取り調べが行われている最中の17日、2度目の逮捕が発表される。
「八木容疑者は7月8日の午後9時30分ごろ、同市若葉区の道路上と歩道上の2回にわたって、県内の女子高校生(15)が乗っていた自転車におしっこをかけていた。いわゆる“立ちション”スタイルによる犯行で、2度目にかけた際はわざわざ先回りして犯行に及ぶという、異様な執拗さがあった」(前出・社会部記者)
尿がかかったのは自転車だったが、容疑者が女子高生をめがけてかけて“立ちション”したのは明らかだったため、同県警千葉東署は暴行の容疑で逮捕している。
犯行当日、容疑者は学校に出勤していなかったというのだが、
「彼は高野連の役員も務めていました。7月8日は学校を休んで、夏の甲子園の県予戦の準備のために、球場に行っていました」(前出・袖ケ浦高校の教頭)
その帰り道で犯行に及んだというのだから、まさに高校生の晴れの舞台を汚すような行為と言えよう。また、一連の犯行が普段の生活の中に組み込まれていることから、日常的に行われていた可能性もある。
この2つの事件について八木容疑者は、
「やったことに間違いはありません」
と率直に容疑を認めているようだ。はたして、その動機とはーー。
「とりわけ後者では“おしっこをかけて満足感と興奮を覚えました”と供述しています。被害者への嫌がらせによる犯行といった類いのものではなく、快楽や悦楽を得るためだった。要するに、自分の性的欲求を満たすための悪質な行為です」(捜査関係者)
尿をかけられたという被害は近辺で頻繁に起きていて、警察は容疑者との関連を引き続き調べているという。
八木容疑者は、宮城県の出身。地元の県立高校時代の同級生はこう話す。
「真面目で、勉強も部活も頑張っていましたよ。それで頭はよかったし、スポーツも万能で野球部ではピッチャーだった。誰とでも話すような生徒で、印象が非常によくて人気者だったんですけど……」
高校卒業後、青森県の弘前大学へと進学した容疑者。大学卒業後に社会人野球のチームに所属した後、国語の高校教師の職に就く。前任の高校では、女子ソフトボール部の顧問を務めていたという。
容疑者の実家へ連絡をとると、父親が応じるも、
「(この事件で)家族も大変な状況なので、本当に申し訳ありませんが、ご遠慮させてください……」
と弱々しく取材拒否した。
容疑者の今後について、千葉県教育委員会は、
「処分につきましては、いまのところ厳粛、適宜に対処していくとしか言えません」
としているが、聖職ということで考えれば、おそらく懲戒免職は免れないだろう。
「被害者と示談にでもなれば、罰金刑程度ということも十分に考えられる。だが、社会的な制裁のほうが大きいので、これからが大変でしょうね」(前出の捜査関係者)
軽犯罪とはいえ、女性をバカにしたような犯罪の報いは大きかった。