MBSテレビで30日放送のドキュメンタリー番組『映像’22』(毎月最終日曜 深0:50 ※関西ローカル)では、「13歳の声」と題し、不登校がテーマとなる。
【場面カット】1年以上不登校の女子中学生と今年 3 月に命を絶った男子中学生 文部科学省の調査によると、全国で不登校の中学生は24人に1人、4.1%だという。京都市に住む中学2年の女子生徒は、不登校になって1年以上がたつ。きっかけは、同級生がいじめを受けているのを目の当たりにしたこと。先生に何度も相談したものの、返ってきた言葉は「ほかの学校でもあること」などという冷たいものだった。

「何を言ってもわかってくれない…」と、女子生徒の不信感は、学校、大人、社会へと次第に大きくなり、やがて「学校に行けない私は、みんなの迷惑になっている」と自分を責めるようになっていた。 一方、大阪府泉南市の当時中学1年の男子生徒は今年3月、自ら命を絶った。この男子生徒も不登校で「同級生からいじめられ、先生に相談したけど対応してくれない」といった言葉を母親に漏らしていたという。 亡くなる前の男子生徒の足跡をたどると、自ら行政や法律相談の窓口に問い合わせていたことがわかった。さらに、学校や教育委員会は、生徒の死後4ヶ月にわたって対応を放置していたことも明らかになった。 増え続ける不登校の子どもたちに学校はどこまで対応できているのか、解決の糸口の見えないまま。子どもたちの声に耳を傾けながら、今、教育現場が抱える課題に迫る。
文部科学省の調査によると、全国で不登校の中学生は24人に1人、4.1%だという。京都市に住む中学2年の女子生徒は、不登校になって1年以上がたつ。きっかけは、同級生がいじめを受けているのを目の当たりにしたこと。先生に何度も相談したものの、返ってきた言葉は「ほかの学校でもあること」などという冷たいものだった。
「何を言ってもわかってくれない…」と、女子生徒の不信感は、学校、大人、社会へと次第に大きくなり、やがて「学校に行けない私は、みんなの迷惑になっている」と自分を責めるようになっていた。
一方、大阪府泉南市の当時中学1年の男子生徒は今年3月、自ら命を絶った。この男子生徒も不登校で「同級生からいじめられ、先生に相談したけど対応してくれない」といった言葉を母親に漏らしていたという。
亡くなる前の男子生徒の足跡をたどると、自ら行政や法律相談の窓口に問い合わせていたことがわかった。さらに、学校や教育委員会は、生徒の死後4ヶ月にわたって対応を放置していたことも明らかになった。