福島県会津若松市は9日、児童扶養手当などの公金約1億7700万円を詐取したとして、障がい者支援課の小原龍也副主幹(51)を懲戒免職処分にしたと発表した。処分は7日付。記者会見した室井照平市長は「誠に遺憾。市民や関係者に深くおわび申し上げる」と謝罪した。
妻が通報した夫の飲酒運転 依存症との闘い始まる 市によると、小原元副主幹はこども家庭課に所属していた2019年4月~22年3月の間、同手当の受給停止となった市民の氏名を悪用して虚偽のデータを作成し、自らの口座に11回にわたり計約1億1000万円を別の職員に振り込ませ、だまし取ったという。

市はこのうち、22年3月分の960万3000円について詐欺罪で会津若松署に刑事告訴した。 小原元副主幹は、他にも07年4月から当時所属していた社会福祉課で別の助成金6571万円を詐取。21年12月にはコロナ禍の子育て世帯への給付金60万円をだまし取った。市の調査に「競馬や宝くじを購入するために使った」などと述べた。既に約9100万円を返し、残りも返還するという。 室井市長は、自らの給料を減給2分の1(7カ月)などととする関連条例案を、12月定例市議会に提出する方針を明らかにした。【肥沼直寛】
市によると、小原元副主幹はこども家庭課に所属していた2019年4月~22年3月の間、同手当の受給停止となった市民の氏名を悪用して虚偽のデータを作成し、自らの口座に11回にわたり計約1億1000万円を別の職員に振り込ませ、だまし取ったという。
市はこのうち、22年3月分の960万3000円について詐欺罪で会津若松署に刑事告訴した。
小原元副主幹は、他にも07年4月から当時所属していた社会福祉課で別の助成金6571万円を詐取。21年12月にはコロナ禍の子育て世帯への給付金60万円をだまし取った。市の調査に「競馬や宝くじを購入するために使った」などと述べた。既に約9100万円を返し、残りも返還するという。
室井市長は、自らの給料を減給2分の1(7カ月)などととする関連条例案を、12月定例市議会に提出する方針を明らかにした。【肥沼直寛】