無登録預かりか、トイプー落下死 動物病院の院長書類送検、警視庁

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動物を預かるための登録を受けないまま、2022年にトリミングのためにトイプードルを預かったとして、警視庁八王子署は3日、動物愛護法違反容疑で、東京都八王子市にある「とちのき動物病院」の佐藤真一院長(65)=同市=と、法人としての同病院を書類送検した。署によると、トイプードルは当時16歳の雄で、トリマーが目を離した際に高さ約80センチの台から落ちて死んだ。
ペットホテルやシッター、美容業などで動物を預かる行為は動物愛護法が定める「第1種動物取扱業」の「保管」に該当し、都道府県知事の登録を受ける必要がある。当時、飼い主はトリミングのためにトイプードルを預けた後、病院を離れていたため、署は「保管」に当たると判断。検察に起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。院長は「届け出を失念していた」と容疑を認めている。
書類送検容疑は22年10月9日、東京都知事の登録を受けずにトイプードル1匹を預かった疑い。
飼い主が23年7月に署に刑事告発していた。

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