さいたま市の住宅で90歳の夫の頭を木製のバットで殴って殺害しようとしたとして、82歳の妻が現行犯逮捕されました。妻は「前から夫に不満があった」と話しているということです。
殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されたのは、さいたま市北区の無職・岡嶋澄子容疑者（82）です。
岡嶋容疑者はきょう午後5時ごろ、自宅で夫（90）の頭を後ろから木製バットで複数回殴り殺害しようとした疑いがもたれています。
警察によりますと、夫は病院に搬送されましたが、命に別状はないということです。
岡嶋容疑者は事件を起こす前の午後5時前に、「今から夫を殺します」と自ら警察に通報していて、駆けつけた警察官がリビングで頭から血を流している夫を発見。
その後、バットとカミソリを持ちトイレから出てきた岡嶋容疑者から事情を聴いたところ、「バットで夫を殴った」「自分で死のうとしてカミソリを持っていた」と話したということです。
岡嶋容疑者は調べに、「前から夫には不満があり、その不満が爆発した」と容疑を認めているということで、警察が事件の詳しいいきさつを調べています。