死亡5歳娘に「複数のアザ」 常習的虐待か 母親と男逮捕 「静かになる」冷水かけ放置

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再び起きてしまった冷水虐待による幼児の死亡。なぜ防ぐことができなかったのだろうか。
亡くなった5歳の女の子が虐待を受けていた現場のマンション。ここに2023年10月に引っ越してきたばかりということだが、ベランダには、たばこの吸い殻が詰まったペットボトルや、灯油ポリタンクなど多くのものが散乱している。
1月7日、青森・八戸市のこの家で、5歳の宮本望愛ちゃんが虐待の末に死亡。母親の宮本菜々美容疑者(21)と、その交際相手の関川亮容疑者(31)が15日、傷害致死の疑いで逮捕された。
事件当日、八戸市の最低気温は氷点下1.6度。
厳しい寒さの中、関川容疑者らは浴室に望愛ちゃんを連れ、衣服を着せたまま冷水を浴びせ、ぬれたままの状態で4時間半にわたり放置。
その後、望愛ちゃんは、水が張られた浴槽内で心肺停止していた。
近隣住民「救急車の中で心臓マッサージをしていた」、「『痛い』とか『うわぁー』という泣き声みたいな、痛いみたいな、叫び声みたいなものが(聞こえた)」
救急搬送された望愛ちゃん。その体には、虐待の常習性を疑わせる“ある異変”が起きていた。
青森・八戸市のマンションの一室で、冷水をかけられ低体温症になり、亡くなった宮本望愛ちゃん。その体には、最近できたとみられるものや古いものなど、複数のあざがあり、警察は常習的な虐待があったものとみている。
また捜査関係者によると、逮捕された関川容疑者は逮捕前、「冷水をかければ静かになると思った」という趣旨の説明をしている。

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