国立科学博物館クラファン 会見で館長「予想をはるかに超える支援 感謝している」

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東京・上野の国立科学博物館が会見を行い、9億1500万円を超える資金が集まったクラウドファンディングについて、「予想よりはるかに多い支援で、非常に感謝している」と話しました。
国立科学博物館 篠田謙一館長「目標1億円というところ、昨日で9億1500万円くらい、約9倍ということ。それ以上に、支援者数が当初予想したよりもはるかに多い5.7万人ということで、非常に感謝しております」
国立科学博物館は光熱費の高騰や入館者数の減少などによる資金難を解消するため、今年8月からきのう午後11時までクラウドファンディングを行っていました。
国立科学博物館はきょうの会見で、のべ5万6562人から9億1556万円(速報値)の資金が集まったと公表しました。
国立科学博物館は目標額を1億円としていましたが、その9倍の資金が集まり、国内で行われたクラウドファンディングの中で過去最高額となりました。
篠田館長は「自分たちの仕事が目に見えた形で支持されていることが分かったことが一番重要な成果と考えている」「9億という金額に非常に大きな責任があると思っている。国立科学博物館の活動に心を寄せていただいている皆さんに示していきたい」と話しました。
集まった9億円については、3.2億円を返礼品の費用などに使用し、6.0億円を事業経費にあてるということです。
事業の例としては、▼標本や資料の維持・管理などにおよそ4.4億円、▼他館と協力してコレクションを充実させていくための取り組みにおよそ1億円を使用するとしています。
返礼品については現在準備を進めていて、早いものでは来年3月末から4月上旬には届けたいとしています。

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