【独自】“中指立て”の次はカメラに“ピース”?同じ自衛隊員か 事実なら「怒りすらない」と元隊員…3人死傷の射撃場で訓練再開

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11月6日午前7時ごろ、次々と射撃場に入る自衛隊の車両。1台の後部座席から、衝撃的な光景が見られた。
車両の後部に乗った隊員の1人が、カメラに向けて中指を立てるようなしぐさを見せたのだ。
別の隊員にとがめられたのか、すぐに手を下ろすような様子も確認できた。
岐阜市にある日野基本射撃場。6月、訓練中に18歳の元隊員の男が自動小銃を発砲し、隊員3人を死傷させる事件が起きた。
あの事件から約5カ月、6日が訓練再開の初日だった。
この“中指騒動”について、地元住民からは「信じがたいね、私たちから見れば。もうちょっと謙虚にね、きちっとしないと。もう一回、教育し直してほしい」との声が聞かれた。
また、陸上自衛隊に20年以上在籍していた木村さんは、事実であれば「怒りすらない」と話す。
元自衛隊員 木村裕一さん:なんて言えばいいんですかね。人としてですよね、自衛官とか言う前にですよね。本当に中指を立てていたなら、軽いノリでやって、前の人が「やめとけ、ホンマに出るぞ」みたいな雰囲気だったのかなと思います。
陸上自衛隊守山駐屯地の広報は、FNNの取材に対して「隊員は中指を立てたという認識がなく、指さし確認をしていたのが、そのように見えてしまったのではと言っている」と説明。しかし、その後「背負っている荷物を下ろそうとしていたかもしれない」と説明している。
事態はこれだけでは終わらなかった。
6日午後4時半ごろ、隊員を乗せた車両が敷地内から出てきた。車両の後部に乗った隊員の1人が、今度はピースサインをするようなしぐさを見せたのだ。
このピースサインには、どのような意図があるのか。
午前中に中指を立てるようなしぐさがあった車両と、ピースサインが見えた車両は同じナンバーで、座り位置も同じだった。この2つの行為は、同じ隊員が行った可能性があるという。
榎並大二郎キャスター:微妙なところですが、確かにスローで見ると中指を立てているようにも、ピースをしているようにも見えます。
ジャーナリスト 柳澤秀夫氏:あれだけの事件があったんですから、少しでも疑念を抱かれるような行為は、厳に慎まなければいけないはずです。これまで以上に厳しい視線が向けられているということを自覚してほしいですね。
榎並大二郎キャスター:特にこの訓練再開の初日です。真相は分かりませんが、大丈夫なのかなと不安になります。近隣住民の皆さんからすれば、なおさらのことではないかと思います。(「イット!」11月6日放送より)

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