消費者庁は27日、店舗前の街路樹を損壊した事件や保険金不正請求に加え、顧客とのトラブルも報じられている中古車販売大手のビッグモーターについて、4月から8月の消費者からの相談件数が1425件に上ると発表した。
相談内容は、ビッグモーターでの中古車の購入や売却・修理・車検に関することで、2022年度に寄せられた相談件数は合わせて1491件であり、2023年4月から8月までのわずか5ヶ月間で、前年度1年分の相談が寄せられた形だ。
消費者庁によると、７月にビッグモーターの問題が大きく報じられて以降、相談件数が増えているという。
消費者庁は9月5日に「ビッグモーターに関する消費生活相談の状況等について」というデータを公表していて、それによると2018年度に寄せられた相談は911件、2019年度には1048件、2020年度には1271件、2021年度には1431件、2022年度には1491件と増加していた。