叔母の財産狙ってタリウム使用か…入院後に5000万円引き出される 女子大学生殺害の罪で起訴の男を再逮捕【記者解説】

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京都市の女子大学生に毒性のあるタリウムを摂取させ殺害したとして、起訴された男。叔母にもタリウムを摂取させ殺害しようとした疑いが強まり、再逮捕されました。今回、再逮捕ということですが、逮捕の決め手はなんだったのでしょうか?大阪府警記者クラブから藤澤記者です。
警察によりますと、病院などが保管していた叔母の血液や尿などを鑑定したところタリウムが検出されたほか、宮本容疑者のスマートフォンのデータを解析したところ3年前の2月から5月にかけて「殺人」や「タリウム」に関する検索キーワードが多数確認されていて、今回の逮捕に至りました。
Q.宮本容疑者と叔母について新たに分かったことはありますか?
宮本容疑者は不動産管理会社を経営していた叔母に対し「この会社に入れてほしい」と再三申し入れたものの、拒否されていたことが新たに分かりました。
その後、叔母が入院し、宮本容疑者は叔母に代わって、この会社の社長に就任しています。
また、叔母が入院して以降、叔母の名義の口座から5000万円が引き出されていて、そのうちおよそ3000万円が引き出された口座のキャッシュカードは宮本容疑者の財布の中から見つかったということです。
こうしたことから、警察は叔母の財産を得る目的でタリウムを摂取させたとみて調べています。
宮本容疑者は黙秘を続けているということですが、今後はタリウムの入手経路などの解明が焦点になるとみられます。

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