8日夜、福岡市博多区で、警察から逃走していた軽乗用車が、海に転落する事故があった。
FNNは、車が逃走する様子をとらえた映像を入手した。
福岡市博多区の通称「ベイサイド通り」をサイレンを鳴らしながら走るパトカー。
追跡しているのは、青色の軽乗用車。
8日夜、福岡市博多区の交差点付近で、巡回中のパトカーがふらつきながら走る軽乗用車を発見し、停車を求めた。
ところが、車は警察の指示を無視して、通りを直進。
しかし、目の前が赤信号になると停車し、逃げるのを諦めたように見えたが、車はまた走り出した。
一連の様子を目撃した人は「普通のスピードで博多港に走っていった。あの中に入ったら行き止まりなので」と話した。
およそ850メートルに及ぶ逃走劇が終わるかと思いきや、車が、岸壁から海に転落してしまったという。
軽乗用車には、男女3人が乗っていたが、3人とも自力で車から脱出した。
いずれも命に別条はなかった。
その後、警察は、車を運転していた福岡・嘉麻市の自称建設業・山本暁容疑者と同乗していた男女2人を、覚醒剤を使用した疑いで逮捕した。
調べに対し、山本容疑者は「使用しました」と容疑を認めている。