秋篠宮ご夫妻が英国から帰国…チャールズ国王戴冠式で異例の厚遇も

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4日から英国を訪問していた秋篠宮ご夫妻は7日夜、政府専用機で羽田空港に帰国された。
6日にチャールズ国王の戴冠(たいかん)式に参列し、多くの海外王族と交流。皇太子待遇の皇嗣(こうし)として、各国王室との交際を本格的にスタートされた。(水野祥)
宮内庁によると、ご夫妻は戴冠式前夜に開かれた国王主催の歓迎会で、チャールズ国王やウィリアム皇太子夫妻と親しく歓談したほか、スペインやタイなど約20か国の王族ともあいさつ。戴冠式当日も、待ち時間に参列者と写真を撮るなど和やかに懇談された。
ご夫妻が戴冠式に出席されたのは初めてで、首席随員を務めた竹歳誠・宮内庁御用掛は「これだけ短期間に多くの方々と接せられたのは初めての経験だったと思う。各国王族と交流を深められ、非常に有意義な訪問となった」と話した。
王室の戴冠式や即位式は、主役の新国王の顔を立てるため、各国とも皇太子クラスを参列させることが多い。しかし、チャールズ国王は長く皇太子として各国王族と関係を築いてきたことから、国王自ら参列した国も少なくなかった。
日本では天皇、皇后両陛下が昨年9月のエリザベス女王の国葬に参列したほか、今後、国賓としての訪英が調整されているため、今回は代理として秋篠宮ご夫妻を派遣された。
6日の戴冠式でご夫妻は、デンマークやノルウェーなど各国の皇太子夫妻が集まるブロックで一番前に着席された。皇太子としての年数が重視されることも多い中で、4年前に皇嗣になったばかりの秋篠宮さまに最前列の席が用意されたのは、異例の厚遇ともいえる。竹歳氏は「英王室が皇室との長い交流の歴史に配慮してくれたのではないか」と話している。

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