「WBC休暇」導入企業の夢 次回は大谷翔平を現地応援だ!牴饉匍戮澆砲靴銅勸全員で

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侍ジャパンの活躍に日本中がフィーバーした。平日の午前中というのにたくさんの人が観戦し、ツイッターのトレンドはWBC一色となった。それだけにさまざまな話題を社会に提供している。そんななか、うらやましい「WBC休暇」を導入した企業があった!
次は現地に行く!? 侍ジャパンが世界一となったWBC決勝は日本時間で平日の午前中という時間帯に行われたことから、SNSでは「会社休みたい」の声があふれた。そんな願望を現実にした“WBC休暇”を実施した会社が世の中にはあるのだ。
大阪市にあるコンサルタント会社「トゥモローゲート」社長の西崎康平氏は14日にツイッターで「たぶんWBC休暇のお知らせ」と題する文書を公開。侍ジャパンが決勝に進出した場合、22日午前中は休暇にするとしていた。
決勝戦はオフィス内でパブリックビューイング(PV)を実施して午前8時から社員らが集まって観戦。同社担当者は「社員46人中38人が休暇を取得しました。オフィスに近い人は午前8時に集まって、ホームランに拍手して、ハイタッチで盛り上がったり、フライを捕られてアウトになったら声を上げたり、おなかがすいたらマクドナルドを途中で食べたり。最後の大谷(翔平)投手がトラウト選手から三振を取った瞬間には全員で立ち上がって『やったー』と喜びました」と振り返った。
家で友人らと観戦するようなリラックスした雰囲気だったようだ。野球に興味がなく、ルールを知らない社員もいたというが、「最後は手を合わせて勝利を祈っていたので(WBC休暇を通じて)スポーツの楽しさを伝えられたと思います」(同)。
しかし、これだけ盛り上がると午後から仕事という気分になれなさそう。実際は「意外とみんな片づけして仕事に取り掛かれました。切り替えはできていました」(同)という。
同社では昨年のサッカーW杯でも休暇を導入。コロナ禍で社員間のコミュニケーションが希薄化していた中で、「コロナ前を取り戻すというと大げさかもしれませんが、社員同士のつながりを改めて持つことができた」(同)と効果があったという。
今回のWBC休暇の狙いについては、「スポーツ観戦を通じて社員同士のコミュニケーションの活性化を図り、また、選手たちのあきらめない姿勢やチームの団結力を見ることで学ぶことがある。一番は社員が喜んで、モチベーションや生産性につながれば、長期的には会社にもメリットがあります」(同)と説明した。
一体どんな会社なのか。同社は「ブラックな企業」をうたっているが、実際はかなりのホワイトぶりだ。「ブラック企業ではなくコーポレートカラーを黒にしています。ブラックで目を引いたり、話題にしてもらったりということです」(同)。福利厚生はたくさんあり、例えば、オフィス内のバーでは午後6時以降、社員はお酒やソフトドリンクが無料で飲める。また、シエスタ制度もあり勤務中に30分間眠ることができる。そのためのヨギボー(体にフィットするソファ)がオフィスにあるという。
今後も世界的なスポーツイベントでは休暇を導入することを考えているというが、それだけじゃない。社長はツイッターで「会社休みにして社員全員で現地に応援に行く」と宣言しているのだ。
本気なのか。同社担当者は「言ったのにやらない代表ではない。必ずいつかそういうことがある」と実現すると話した。世界的スポーツイベントで予定されているものには今年ならラグビーW杯が秋にフランスで開催される。また、来年には同国でのパリ五輪・パラリンピックも控えている。
ぜひ世の中にこうした休暇が波及してもらいたいものだ。

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