“過去最強クラスの寒波”都心も積雪か 「3つのリスク」早めの備えを

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“過去最強クラスの寒波”に最大限の警戒が必要です。24日から26日ごろにかけて、広い範囲で大雪となる見込みで、東京都心でも雪が積もる可能性があります。こうした中、生活に大きな支障を及ぼす「3つのリスク」があり、早めの備えが呼びかけられています。 ◇23日夜、新潟・長岡市では除雪された雪が山のように積まれていました。2022年12月の“クリスマス寒波”で、停電被害にあった飲食店を取材しました。

先月、停電被害にあった飲食店代表「生のエビなんですけど、瞬間冷凍しようと思って(万が一、停電になっても)1日~2日は大丈夫です」今後に備え、普段は冷蔵保存している食材をあらかじめ冷凍保存していました。心配していたのは、店の前の道路についてです。先月、停電被害にあった飲食店代表「(前回のクリスマス寒波は)とても通れる状態じゃなかったんですよ。『営業できる状態じゃないので』って。(3日ほど休業にした)商売できなくなれば、困っちゃう」 12月の記録的な寒波では、新潟県内で大規模な立ち往生も発生しました。 ◇24日からは、“観測史上最強クラス”の寒波が迫っています。国土交通省と気象庁は、不要不急の外出を控えるよう呼びかけました。気象庁の担当者「(寒気は去年)12月のものより強いと。(大雪の場合)不要不急の外出を控えていただきたい」特に注意が必要なのは、24日からの3日間です。じわじわと南下している寒気は25日朝には列島を覆い尽くし、東北から九州南部の広い範囲で“警報級の大雪”になるおそれがあるのです。 ◇23日、“日本一寒い町”北海道陸別町の最低気温は氷点下30.4℃でした。釧路からわざわざ寒さを体験しに来たという男性もいました。釧路から来たという男性「めったに体験できないので、こんなに寒いのは」素手で回したタオルは、わずか8秒ほどでカチコチになりました。釧路から来たという男性「一瞬ですね。あー寒い…」“寒さに慣れていない”東京都心でも各地で雪が降り、今シーズン1番の寒さになりました。(最高気温6.1℃・最低気温2.8℃)【“観測史上最強級”備えたい3つのリスク】今後、予想されている都心の最低気温は「氷点下3℃」です。24日は雪が積もる可能性もあります。生活に大きな支障を及ぼすリスクがあり、早めの備えが呼びかけられています。■水道管破裂2018年1月、東京などで記録的な寒波で凍結による「水道管の破裂」が相次ぎました。東京・府中市にある水道管の修理会社「さつき水道サービス」には、電話が殺到していました。今回、この会社にある変化がありました。水道管修理会社 担当者「きょう『凍結予防してほしい』という依頼が来ている。(凍結)していないのに(依頼が)こんなに来るのは“珍しい”」早速、依頼した家を訪ねました。凍結予防を依頼した女性「(5年前の寒波で)この辺が破裂しちゃってね…。劣化して、25年くらいたってる」 5年前の寒波で、まさに水道管が破裂する被害にあった前回の経験を生かし、早めの依頼をしたといいます。水道管修理会社 作業員「より凍りにくくするために、こういったテープを(水道管に)巻き付ける」 毛布やタオルなどで覆い、ぬれないようにビニールテープを巻くなどの自分でできる対策も有効だということです。■停電などによる寒さ停電などによる「寒さへの備え」も重要です。東京・青梅市のホームセンター「カインズ青梅インター店」では、灯油を買い求める人の列ができていました。灯油を18リットル購入した女性は「『あしたから寒くなる』っていうからさ」、「やっぱり(エアコンの)暖房だけだと、ちょっとね~」と話していました。別の女性はシャベルだけではなく、停電などへの備えで食材を買ったということです。■路面凍結雪が降らなくても、注意が必要なのが「路面の凍結」です。東京・江東区のカー用品店「A PITオートバックス東雲」では、スタッドレスタイヤが約2割、チェーンの売り上げが約4割急増しているということです。(昨年同期比)購入者「スタッドレスは高いので、非金属チェーンとかを」お手頃価格のタイヤチェーンが人気で、一部、品薄となっているものもあるといいます。A PITオートバックス東雲 担当者「雪が積もっていれば、目に見えて危険なのは分かるが、路面凍結は目で見て判断が難しい。雪への対策ということで、足元(タイヤ)もしっかりやってほしい」(1月23日放送『news zero』より)
“過去最強クラスの寒波”に最大限の警戒が必要です。24日から26日ごろにかけて、広い範囲で大雪となる見込みで、東京都心でも雪が積もる可能性があります。こうした中、生活に大きな支障を及ぼす「3つのリスク」があり、早めの備えが呼びかけられています。

23日夜、新潟・長岡市では除雪された雪が山のように積まれていました。2022年12月の“クリスマス寒波”で、停電被害にあった飲食店を取材しました。
先月、停電被害にあった飲食店代表「生のエビなんですけど、瞬間冷凍しようと思って(万が一、停電になっても)1日~2日は大丈夫です」
今後に備え、普段は冷蔵保存している食材をあらかじめ冷凍保存していました。心配していたのは、店の前の道路についてです。
先月、停電被害にあった飲食店代表「(前回のクリスマス寒波は)とても通れる状態じゃなかったんですよ。『営業できる状態じゃないので』って。(3日ほど休業にした)商売できなくなれば、困っちゃう」
12月の記録的な寒波では、新潟県内で大規模な立ち往生も発生しました。

24日からは、“観測史上最強クラス”の寒波が迫っています。国土交通省と気象庁は、不要不急の外出を控えるよう呼びかけました。
気象庁の担当者「(寒気は去年)12月のものより強いと。(大雪の場合)不要不急の外出を控えていただきたい」
特に注意が必要なのは、24日からの3日間です。じわじわと南下している寒気は25日朝には列島を覆い尽くし、東北から九州南部の広い範囲で“警報級の大雪”になるおそれがあるのです。

23日、“日本一寒い町”北海道陸別町の最低気温は氷点下30.4℃でした。釧路からわざわざ寒さを体験しに来たという男性もいました。
釧路から来たという男性「めったに体験できないので、こんなに寒いのは」
素手で回したタオルは、わずか8秒ほどでカチコチになりました。
釧路から来たという男性「一瞬ですね。あー寒い…」
“寒さに慣れていない”東京都心でも各地で雪が降り、今シーズン1番の寒さになりました。(最高気温6.1℃・最低気温2.8℃)
今後、予想されている都心の最低気温は「氷点下3℃」です。24日は雪が積もる可能性もあります。生活に大きな支障を及ぼすリスクがあり、早めの備えが呼びかけられています。
2018年1月、東京などで記録的な寒波で凍結による「水道管の破裂」が相次ぎました。
東京・府中市にある水道管の修理会社「さつき水道サービス」には、電話が殺到していました。今回、この会社にある変化がありました。
水道管修理会社 担当者「きょう『凍結予防してほしい』という依頼が来ている。(凍結)していないのに(依頼が)こんなに来るのは“珍しい”」
早速、依頼した家を訪ねました。
凍結予防を依頼した女性「(5年前の寒波で)この辺が破裂しちゃってね…。劣化して、25年くらいたってる」
5年前の寒波で、まさに水道管が破裂する被害にあった前回の経験を生かし、早めの依頼をしたといいます。
水道管修理会社 作業員「より凍りにくくするために、こういったテープを(水道管に)巻き付ける」
毛布やタオルなどで覆い、ぬれないようにビニールテープを巻くなどの自分でできる対策も有効だということです。
停電などによる「寒さへの備え」も重要です。東京・青梅市のホームセンター「カインズ青梅インター店」では、灯油を買い求める人の列ができていました。
灯油を18リットル購入した女性は「『あしたから寒くなる』っていうからさ」、「やっぱり(エアコンの)暖房だけだと、ちょっとね~」と話していました。
別の女性はシャベルだけではなく、停電などへの備えで食材を買ったということです。
雪が降らなくても、注意が必要なのが「路面の凍結」です。東京・江東区のカー用品店「A PITオートバックス東雲」では、スタッドレスタイヤが約2割、チェーンの売り上げが約4割急増しているということです。(昨年同期比)
購入者「スタッドレスは高いので、非金属チェーンとかを」
お手頃価格のタイヤチェーンが人気で、一部、品薄となっているものもあるといいます。
A PITオートバックス東雲 担当者「雪が積もっていれば、目に見えて危険なのは分かるが、路面凍結は目で見て判断が難しい。雪への対策ということで、足元(タイヤ)もしっかりやってほしい」

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