殺害後も1時間ほど現場にとどまり室内物色か東京・狛江の強盗殺人事件

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東京・狛江市の強盗殺人事件で、現場近くの防犯カメラが捉えた2台の車。いずれもレンタカーで、犯行グループが使ったものとみられています。助手席には白い服の人物が見えます。事件後のグループの動きが映像から見えてきました。
東京・狛江市の強盗殺人事件で、防犯カメラがとらえた2台の車。それぞれ、今月19日の午後1時からのおよそ1時間の間に、現場から東に250メートルほどの場所で撮影されました。
殺害された大塩衣与さん(90)の死亡推定時刻は正午ごろ。死因は多発外傷の疑いで、殴る・蹴るなどの暴行により全身に多数のあざがあったということです。
警視庁は周辺の防犯カメラ映像などから、大塩さんを殺害したあと、犯行グループが少なくとも1時間現場にとどまり、室内を物色していた可能性があるとみています。
2台のうち、白いレンタカーはわずか400メートル離れた場所にあるコインパーキングに乗り捨てられていました。
事件当日の午後11時すぎに撮影された映像。駐車場の一角に停まっているのがわかります。
およそ26時間後に撮影されたドライブレコーダーの映像でも、同じ場所に停まったままになっています。
レンタカーはその後、警視庁に押収されました。
駐車場近くの住民「(捜査員が)『その人を見たか?』って、『車に乗っていた人を目撃したのか』と聞かれた。『犯人の車で間違いない』とは言っていた」
狛江市の事件をめぐっては、先月、東京・中野区の強盗傷害事件で逮捕された永田陸人容疑者(21)と、千葉県大網白里市での強盗傷害事件で逮捕された男から押収したスマートフォンそれぞれに、住所など狛江市の事件に関する情報が記録されていたことがわかっています。
このうち、永田容疑者のスマートフォンには。
「欠員が出ましたらすぐに連絡致します」
実行メンバー募集に関するSNSでの生々しいやりとりが残されていたことも、捜査関係者への取材で新たにわかりました。
また、去年末から今年にかけ、関東地方で相次いでいるとされていた強盗事件と窃盗事件ですが、実は、中野区の強盗傷害事件に関わったメンバーが、去年10月から12月にかけて山口県岩国市、広島市などで発生した強盗事件にも関与しているとみて、警察が調べを進めていることも新たにわかりました。
全容の解明が急がれます。

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