ベッドや体重計など高額なベビー用品、無償レンタルで子育て応援…1歳の誕生日前日まで

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大分県津久見市は今年5月から、子育てを応援しようとベビー用品を無償で貸し出す事業に取り組んでいる。
高額で使用期間の短い乳児用の風呂おけ5個とベッド5個、授乳量を量れる体重計8個を用意しており、開始から約3か月で15家庭が利用。好評を博している。(堀伸一郎)
1歳未満の乳幼児の保護者で、市内在住者か市内の父母宅で子育てする人が対象。2か月ごとの更新で1歳の誕生日前日まで貸し出す。里帰りなどの場合は最長1か月間で、更新はできない。
市社会福祉課によると、2013年に100人だった出生数は、23年には半数以下の44人に減少した。母親から「高額だが短期間しか使わないベビー用品をレンタルできないか」との相談を受け、子育てを支えようと明治安田生命保険大分支社からの寄付金で購入した。
貸し出しを始めた5月10日から今月6日までに、風呂おけ延べ4個、ベッド延べ9個、体重計延べ10個が利用されている。特に比較的高価なことから、授乳量を知るのに使う体重計が「家庭で買わなくて済むので助かる」と喜ばれているという。
同課の黒枝慎太郎主任は「要望があれば、ベビー用品の数や種類を増やすことも検討する。ぜひ津久見に住み、子育てをしてほしい」と話している。問い合わせは同課(0972・82・9519)へ。

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