コメの品薄いつまで続く? 農水省・JA・専門家の見解は「9月」…2つの理由

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コメの品薄が続いていますが、一体いつになったら落ち着いてくるのでしょうか?
「コメの品薄はいつになったら解消するのか?」と多くの人が思っていると思います。
今回、「農林水産省」「JA」そして「専門家」に、それぞれの見解を聞きました。
答えは、農水省が「9月中」、JAが「9月中旬」、コメ流通評論家の常本泰志さんは「9月中旬」と答えました。
大体どこも見解は同じで、“9月には”という答えですが、その理由を大きく2つ挙げています。
1つ目は「新米の出荷が始まる」からということです。
農水省によりますと、千葉県産や茨城県産の新米はすでに流通が始まっていて、そこにさらに今後、新潟県や東北地方の“米どころ”の出荷も本格化していくため、供給が充実していくのではないかということです。
もう1つは、「需要の集中が落ち着く」と見込まれるからだそうです。
新米の出荷が始まって店頭にコメが並び始めると、「なかなか手に入らないから多めに買っておこう」と考える人が減って、店の在庫が回復するのではないかと予想できるということです。
コメの品薄が9月には解消に向かうということですが、価格が気になりますよね。
価格について、常本さんは「今後、店頭にコメが並び始めても、しばらくは高い状態が続くのではないか」と話します。
では、価格はいつ落ち着くのでしょうか。常本さんに聞いたところ「10月中旬ごろになるのではないか」ということです。この時期になる理由としては、全産地のコメが、ほぼ出そろう時期が10月中旬だからということです。
ただし、多くの人が必要以上に買い込む事態が続きますと、思うように値段が下がっていかない可能性も出てきます。ですから慌てず必要な分だけを買うようにしましょう。
(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2024年8月22日放送)

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