【独自追跡】別府死亡ひき逃げ 容疑者の元交際相手が証言「ハンドル握ると性格一変」

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大分県別府市で大学生が死亡したひき逃げ事件で、重要指名手配されている八田與一容疑者、27歳。先月報じた、容疑者の”親友”に続き、私たちは今回、元交際相手の女性から新たに話を聞くことができました。さらに、八田容疑者らしき人物が目撃された場所を取材した結果、見えてきたこととは。独自追跡企画の第2弾。(7月20日OA「サタデーステーション」)
私たちが話を聞いたのは、2019年に八田容疑者とマッチングアプリで知り合い、4カ月ほど交際していた女性です。
2人で日光市を旅行した時の写真には、笑顔で写る八田容疑者の姿がありました。
また、自然が好きだった八田容疑者は、デートでラフティングをするなどアクティブな一面も。
「穏やか」と言われていた八田容疑者。しかしその後、事件が起きます。
2022年6月29日、大分県別府市の県道で、停車中のバイク2台に八田容疑者の運転する軽乗用車が追突。大学生1人が死亡、1人がけがをしました。
八田容疑者は裸足で逃走。事件直前には、亡くなった大学生とトラブルが起きていたこともわかっています。
車は、時速100キロ近くで、ブレーキをかけずに追突したとみられています。2023年9月、警察庁は、ひき逃げ事件としては初となる「重要指名手配」に指定しました。
元交際相手の女性が証言したのは、事件に関係するかもしれない車の運転について。それは、ハンドルを握ると性格が変わることです。
なぜか車の運転だけ性格が一変。
事件以降、八田容疑者との接点はなく、警察に情報提供をしてきました。
マッチングアプリで知り合い、何度かデートをしたことがある別の女性も運転中の異常な行動を証言しました。
スピードに関しても…
また元交際相手の女性は、八田容疑者と別れる際に“異常性”を感じていました。
それは「執着心」です。
別れるのにおよそ3週間かかったといいます。
私たちは、八田容疑者らしき人物を目撃したという男性のもとへ向かいました。
事件のあった2022年の秋ごろに2度、八田容疑者らしき人物を目撃したという男性。さらに今年は、その目撃した周辺に生活ごみがあったといいます。
警察や被害者遺族らの会などにも繰り返し情報を提供。しかし、現在、八田容疑者に繋がる有力な手掛かりにはなっていません。
大分県警は先月、新たに八田容疑者の似顔絵を公開。前年の同じ時期に比べて、およそ3.5倍の情報が寄せられました。また、八田容疑者に関する情報提供の件数は、6300件を超えていますが、いまだ逮捕には至っていません。
【取材後記】取材を進めると、どんどん出てくる八田容疑者を知る人の証言。しかし事件解決のためには、もっといろんな証言、些細な情報が必要なのかもしれない。
親友や元交際相手までもが呼びかける出頭。八田容疑者の家族や親族はいま何を思っているのか…。また八田容疑者がどこで潜伏して、いま何をしているのか。
事件解決のため取材を続ける必要があると強く感じた。これからも八田容疑者を追い続けたい。
(テレビ朝日「サタデーステーション」ディレクター 庄賀由花)

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