埼玉県所沢市で父親とみられる男性の遺体を自宅に放置したとして、警察は51歳の男を逮捕しました。遺体は全身白骨化した状態で見つかったということです。
死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、所沢市東所沢の無職・広川徳行容疑者(51)です。
警察によりますと、広川容疑者は、自宅に80代の父親とみられる男性の遺体を遺棄した疑いがもたれています。
6日夜、容疑者本人が近くの消防署に出向き「父が数週間前から倒れて反応がない」と届け出たため、消防が現場にかけつけたところ、全身白骨化した男性の遺体が寝室で横たわっていたため、警察に通報しました。
警察は、現場の状況などから死体遺棄の疑いで広川容疑者を逮捕しました。
取り調べに対し、広川容疑者は「父親は生き返ると思っていた」「復活してほしい」などと、容疑を否認しています。
近くの住民は「親子2人で住んでいた。父親を最後に見たのは今年2月か3月だった」などと話しており、警察は遺体の身元確認を進めるとともに、事件の詳しいいきさつを調べています。