兵庫県の百条委員会で斎藤知事のおねだり疑惑や告発を行った元局長への対応を巡って、本人への2度目の証人尋問が行われました。
“おねだり疑惑”を巡り、スポーツシューズやカニなど多くの物品の受け取りを認めた斎藤知事。秘書が解答した内部調査によると、もらったものは基本的に知事がすべて持ち帰っていたといいます。
6日の証人尋問で焦点となったのは、県が告発した元局長の男性を公益通報の対象とせずに処分したことについてです。
改めて「公益通報に該当しない」との考えを示した斎藤知事。告発した元局長の処分を急ぐよう指示したという疑惑については次のように話しました。
今回、初めて証人尋問に出席したのが、7月に辞職した片山安孝前副知事。斎藤知事の最側近で、告発した元局長の事情聴取を行っていました。
告発が発覚した時のことについては…。
さらに、今年3月に人事課などが第三者委員会による調査を斎藤知事に提案したと証言しました。
これに対し、斎藤知事は次のように話しました。
“記憶にない”と強調。2人の間で証言の食い違いがみられました。
公益通報に詳しい弁護士は「元局長が告発文を送ったことは外部公益通報にあたる」と指摘します。
自身の責任について問われた斎藤知事はこのように話しました。
斎藤知事は改めて辞職を否定。県議会の最大会派・自民党県議団は12日に、知事に対し辞職を申し入れることを決めています。
(「グッド!モーニング」2024年9月7日放送分より)