今月から主要産地の新米が出回り始め、東京都内などでは少しずつコメ不足が解消してきています。しかし、一部地域ではまだ購入できない状態が続いていて、コメ不足とは無縁だった沖縄県の離島などで、多くの観光客がコメを買い求めていることが分かりました。
東京・足立区にあるスーパーのコメ売り場にはたくさんの新米が並んでいます。先月、この店を訪れた時は、コメは一つも置いてありませんでした。
先月と8日を比べてみると、一目瞭然です。スーパーの社長もほっと胸をなで下ろしていました。
9月に入り、新米が流通し始めました。ただ、値段は去年と比べて高めです。
それでも、コメを購入できた人はこう話します。
しかし、全国の隅々に行き渡っているわけではないようです。
大阪のスーパーでは棚にコメが見当たりません。愛知でも…。
男性はスーパーを何店舗も回りましたが、なかなか見つかりませんでした。
そんななか「令和のコメ騒動」を対岸の火事のように見ている地域があります。沖縄県です。
沖縄にはコメ不足の波は来ておらず、値段の変化はあっても、在庫がなくなるということは起きていません。
今、現地では「大阪から来た人は手荷物で米袋を持ち帰った」という現象がみられるといいます。
石垣島をよく訪れる男性は、自身が住む大阪にコメがあまりなく、現地で購入した5キロのコメを大阪に持ち帰ったといいます。
さらに、地元の人が県外に送るパターンもあるといいます。
なぜ、沖縄にはコメがあるのでしょうか?
別のスーパーの店長は、沖縄ではお中元にコメを贈る習慣があり、その備蓄をしていたから対応できたと話します。
番組が取材を続けると、鹿児島の島しょ部でも同じような現象が起きていました。
これからコメは店舗に並んでいくのでしょうか?
(「グッド!モーニング」2024年9月9日放送分より)