兵庫県尼崎市の「西川中継ポンプ場」で、溜まった土砂などを取り除く作業中に、人骨のようなものが見つかったと、市が発表しました。尼崎市によりますと、「西川中継ポンプ場」は、下水管を流れる雨水が集まって、沈砂池(ちんさち)でゴミなどを取り除いたうえ、隣の神崎川に流す役割の下水道関連施設です。きのう3日朝、この沈砂池の底にたまっている土砂などを、バキュームで取り除く浚渫作業中に、ホースに入らないものがあり、確認したところ、長さ約40センチで、黒みがかって、まっすぐな人骨のようなものが見つかったということです。去年10月に実施した前回の浚渫作業では、同じ沈砂池の今回の隣のエリアから、人骨様のものが見つかっていたといい、警察などが鑑定した結果、「下あご部分の人骨」と断定されていました。市は今回も警察に届け出たということです。尼崎市によりますと、沈砂池は蓋があり、カギで施錠されているなどとしていて、外部から侵入されにくい構造だということです。