幼い子供は好奇心旺盛。外出先で目を離した一瞬の隙にどこかへ行ってしまい、あたりを探し回ったなんて経験は親なら一度はあるはず。事実、ショッピングモールなどの大型商業施設では毎日のように迷子の子供が保護されている。
今から数か月前のとある週末、団体職員の西野丈信さん(仮名・27歳)は、買い物のために地元のショッピングモールを訪れた。屋外駐車場に車を停め、建物に向かって歩いていると、入り口付近で4~5歳の小さな男の子が泣いていたとか。ただし、ちょうど大学生くらいの4人組の男女が「お母さんは?」などと声をかけ、保護したところだったという。

「今は社会人なので多少気に入らないことがあっても態度や言葉に出すことはないですが、学生時代の私なら彼よりひどい口調で母親を罵っていたかもしれません。