東京・中目黒で18日、タクシーが人通りの多い歩道を走行する様子が目撃された。狭い路地から歩道に入り込んだタクシーは、道を間違えた結果、バックすることができず、歩道を走行したとみられている。
18日、東京・中目黒の人通りの多い歩道でカメラが捉えたのは、歩行者を押しのけ、歩道を走るタクシーだ。
人通りの多い歩道を走行していたタクシーは、右にウインカーを出しながら、ゆっくりと進み続けていた。
当時の様子を撮影した人は「何人もの歩行者の方が慌てて避けて、タクシーはもう全然何くわぬ顔です」と当時の状況を振り返る。
タクシーは、狭い路地から歩道に進入したと見られているが、この狭い脇道は、近隣住民にとってある事で有名な場所だった。
取材中にも別のタクシーが、車1台がやっと通れるほどの細い道をバックしており、「道を間違えてしまった」と話していた。
こうした姿を毎日目撃しているという近隣住民は、「頻繁ですね。1日(の中で)、戻るって人を見かけない日はないぐらい」「(バックする車は)4、5台はあるんじゃないかな」と指摘する。
この間違えやすい道が、タクシーが歩道を走行した理由にも関係していた。
この道、一部のナビのマップで見てみると、大通りの山手通りに繋がっているように見えるが、実際は、車道の手前にガードパイプがあり、山手通りにはつながっていないのだ。そのため、バックで戻らず車道に出るためには、強引に歩道を走り抜けることになる。
今回、歩道を走行していたタクシーの会社は、イットの取材に対し「その道で乗客を降ろし、前進したところ、ガードレールで通り抜けられなかった。細い道をバックして事故になるのが怖かったため、歩道を走行してしまった」とコメントし、再発防止に努めるとしている。(「イット!」 8月22日放送より)