東京・国立市で完成間近にもかかわらず解体が決まったマンションについて、12日、国立市長が議会で「非常に遺憾だ」と表明しました。
国立市役所前に来ています。これから行われる議会において、マンション解体についての追及が行われるということです。
今週、住民の間に衝撃が走った完成目前のマンション解体の決定。
なぜ、こんな事態が起きてしまったのか。市議会では市長の責任を追及する声が上っています。
気色ばむ市長。さらに、こう釈明しました。
そもそも国立市はマンションが建つことによる景観への影響について、どのように考えていたのでしょうか?
国立市が発行している基本計画によると、富士山の眺望に関して「周辺の建築物が富士山への眺望を阻害しないよう取り組みます」という文言が記載されています。
では市長が言う、業者への適正な指導とは、どのようなものだったのでしょうか。
しかし、問題のマンションによって富士見通からは富士山が半分隠れてしまうことに…。
そして、急転直下の解体の決断。市長にとっても寝耳に水だったといいます。
積水ハウスは、11日に解体決定の理由をホームページで公表しました。
手続きや法令上の不備はないとしたうえで、富士山の眺望に与える影響を再認識したとして、事業の中止を自主的に決定したと説明しています。
国立市の永見市長は、こう述べました。
(「グッド!モーニング」2024年6月13日放送分より)