児童から告白の手紙をもらったことで、本気にしてしまった元校長。今年2月下旬から5月27日にかけて、強制わいせつ罪に問われた神奈川県内公立小の元校長の裁判が横浜地裁(倉知泰久裁判官)で開かれていた。
被告人は男性で、名前は裁判所から秘匿決定がされており、開廷表の名前を記載する部分は空白という徹底ぶりだったという。この裁判では、傍聴席が常に満席状態。後日、背景には”市教委の傍聴人の閉め出し作戦”が隠されていたことが発覚した。

倉知裁判官は、「被害児童の今後の心身の発育に影響を与えることも強く懸念される」と指摘し刑事責任は重大としつつも、反省の態度を示していることや、すでに懲戒免職処分を受けていることなどを考慮して執行猶予付きの判決とした。